アオスズラン(エゾスズラン)

ラン科の多年草で、国内では北海道から九州まで分布する。 緑色の花がスズランに似ていることからの名前。
別名は、エゾスズラン。
草丈が数十cmほどになり、20くらいの花が総状花序となってつく。 ランの仲間だが、花が薄緑色を帯びていることもあり、地味な印象を受ける。 しかし、個々の花を見るとランの仲間らしい構造を持っているのがわかる。 花は下から順に咲くようで、写真の個体も下部の花は開花しているが、上の方の花はまだ蕾である。
筆者が高尾山でエゾスズランの花を目にしたのは、花の写真を撮り始めるだいぶ前の2009年の1号路でのことだった。 それ以来、1号路の別の場所や6号路などで場所を変えて観察・撮影している。 多年草とは言っても、複数年にわたって同じ場所で長く見られることは少ないような印象を持っている。
右の写真は1号路で撮ったもので、花の数がかなり多い例と思われる。
2023/6/25撮影

[Back]