高台寺(京都市) 2011年 4月
 臨済宗建仁寺派の寺で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)である。 正式には高台寿聖禅寺という。
 豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、秀吉の死後、出家して過ごした寺である。
 当初あった仏殿なとは、焼失して現在はない。 現在の高台寺からだいぶ離れた場所に表門があり、かっては広大な寺域であったことがうかがえる。
 ねねゆかりの寺であり、仏殿などがないためか、 大きな寺院にありがちな威圧感はなく、穏やかな印象を受ける。
 訪れたのは、4月中旬の桜のころで、柔らかな陽の差す散策にうってつけの日和だった。 「ねねの道」は、観光客に人気のある通りだけあって、桜を見ながら歩く人たちで賑わっていた。
 写真は、PENTAX K-5・DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDMで撮影。


 「ねねの道」から台所坂を登ると主要伽藍のある境内である。
2011/4/11撮影
 今の境内からだいぶ離れた場所にぽつんとある表門。
 かっての寺域は相当に広かったことがうかがえる。

 偃月池と開山堂
2011/4/11撮影

 小堀遠州作とされる庭園。
 左手前の観月台からねねが月を眺めたという。
 その向こうに開山堂(写真中央)、奥に霊屋(おたまや)が見える。
2011/4/11撮影

 方丈前庭に咲く枝垂れ桜。
 満開を少し過ぎていたようだが、優美な姿だ。
2011/4/11撮影

 遺芳庵
 茅葺屋根の茶室。
2011/4/11撮影

 圓徳院の北庭
 たくさんの石が配置されている。
 現在の圓徳院は、高台寺の塔頭のひとつ。 ねねはここで亡くなったという。
2011/4/11撮影

 円山公園の枝垂桜
 高台寺を出て円山公園まで行くと、シンボルの枝垂桜が満開で、 大勢の人が取り囲んで写真を撮っていた。
2011/4/11撮影

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