本堂(根本中堂) 明治になってからの1879年に、川越喜多院から移築したもの。 徳川家の菩提寺であることを知って見るせいか、なんとなく威厳を感じる構えだ。 上野公園のにぎわいからはずれて、訪れる人は少ない。 江戸時代の根本中堂は、現在の上野公園大噴水広場あたりにあったという。 2010/12/26撮影 |
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上野東照宮の拝殿 現在の上野東照宮は、寛永寺とは別組織になっている。、 社殿は長らく改修工事中で、覆いがかけられていた。 工事が終わり、2014年1月6日から公開を始めたことを知り、 さっそく出かけてみた。 拝観料を払って透塀から中に入ると、側面全体が金色に輝く本殿が現れる。 その豪華さに、さすがは徳川家康を祀っている神社だけのことはあると感心する。 拝殿正面に回ると、軒などに施された精緻な彫刻を見ることができる。 唐門の装飾も見ごたえがある。 2014/1/19撮影 |
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五重塔(重要文化財) 江戸時代初期の17世紀に建立された初代の塔は焼失し、今の塔は同じく17世紀に再建されたものである。 上野動物園の園内にあり、東京都の所有になっている。 塔を眺めるには、上野東照宮参道側のほうが光線の具合がいいのだが、夏は木の葉が邪魔をする。 この写真は木の葉の落ちた時期のもの。 2019/3/2撮影 |
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千手観音(秘仏)を祀る清水観音堂
上野公園内にある1631年の建築物。 京都の清水寺本堂と同様に懸造の構造になっている。 堂の正面に見える円形の枝の松は、2012年末に復元された「月の松」である。 歌川広重の浮世絵に描かれていた月の松が、約150年ぶりによみがえったわけだ。 2019/4/5撮影 |
「月の松」を清水観音堂の舞台から見ると、枝の輪の中に緑色の屋根の弁天堂が納まる。
2019/4/5撮影 |
上野大仏 17世紀に作られた大仏はたびたび罹災し、今は顔だけが残っている。 大きな白毫とりっぱな鼻が特徴的だ。 「もう落ちない」という理由で、合格大仏となっているらしい。 このときは、受験生らしき姿は見当たらなかったが、たくさんの絵馬が奉納されていた。 2012/12/27撮影 |
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不忍池越しに見た弁天堂。 建設中の東京スカイツリーが弁天堂の屋根の飾りのように見えるアングルで撮影した。 2010/12/15撮影 |
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旧本坊表門の漆塗りの扉に映る開山堂境内の建物
この門は、旧本坊の表門として使われ、上野戦争(1868年)でも焼失を免れた。 明治以後は現国立博物館の表門として使われたのち、 昭和12年に現在の場所(輪王殿の前)に移築された。 2012年末、久しぶりにここを通りかかったら、半解体修理が終わってピカピカに輝いていた。 黒漆を塗り直したそうだ。 鏡のようだったので、景色(隣の開山堂境内)が写り込むように撮ってみた。 上野戦争のときの弾痕と思われる穴も大小2つ写っている。 弾痕は、今回の修理でも歴史の証拠としてそのまま残されたとのこと。 2013/1/31撮影 上の写真は門の全景 |
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