石段の先、梢の間から楼門が見え、参詣者を迎えてくれる。
楼門は17世紀の建立という。
清滝川にかかる高雄橋を渡ってからここまで、ちょっとした登り道が続き、足に自信のない人には 一苦労のようだ。 2013/6/15撮影 高雄橋(写真上)の左の袂に見える石柱には、「山内女人禁制」と書かれている。 昔は、ここより先に女性は入れなかったようだ。 |
|
楼門を抜けると、玉砂利の敷き詰められた広場に出る。 高雄山の中腹にありながら、広々とした空間が広がっている。 正面奥に進むと、五大堂、毘沙門堂、大師堂などの堂宇が現れる。 山の中腹をこれだけの規模で整地するには、大変な労力を要したことだろう。 2013/6/15撮影 |
|
金堂 右手前には、毘沙門堂の軒と五大堂の屋根の一部が見えている。 金堂は1934年建立の比較的新しい建物だが、すでに周囲の堂宇に融け込んで違和感はない。 国宝の薬師如来像が安置されている。 2013/6/15撮影 |
|
大師堂
現在の建物は江戸時代のものだが、もともと空海が暮らして「納涼房」と名付けていた住居跡に建てられたという。 暑さの厳しい季節には、快適な場所だったのかもしれない。 2013/6/15撮影 |
|
和気清麻呂の廟
一見すると神社のように見える。 神護寺の前身である神願寺と高雄山寺は、和気氏の私寺であったと言われる。 その神願寺は和気清麻呂によって8世紀末に創建され、道鏡事件ともかかわっている。 2013/6/15撮影 |
|