報国寺(鎌倉市) 2011年 10月

 報国寺(ほうこくじ)は、臨済宗建長寺派に属し、山号は功臣山。
 竹の寺とも呼ばれている。
 報国寺は、1334年に足利尊氏の祖父足利家時(あるいは上杉重兼)が創建したといわれている。 つまり、鎌倉幕府滅亡の翌年ということになる。 その足利家時は報国寺殿と呼ばれていたそうである。
 山門から本堂へはよく手入れされた参道が続く。 本堂横で拝観料を支払うと、竹の庭と枯山水の庭園を見学できる。 やはり竹の寺と言われるだけあって、竹の庭は見事なものだ。 ただし広くはない。
 庭園を後にして外に出ようとしたとき、外国人観光客と思われる数人のグループとすれ違った。 鎌倉でも割と小さい規模の報国寺にまで、足を延ばす外国人がいることに少々驚き感心した。 竹は、自然状態ではヨーロッパや北米に分布していないので、珍しいのかもしれない。
 写真は、PENTAX K-5・DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDMで撮影。


 山門
2011/10/28撮影

 本堂
 本尊として釈迦三尊をまつっている。
2011/10/28撮影

 竹林
 孟宗竹が覆い尽くす空間は、本堂の正面とは別世界。
 休耕庵という塔頭跡に孟宗竹が生え、今の竹の庭になったとのことである。
2011/10/28撮影

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