五所神社(鎌倉市) 2013年 3月
 五所神社(ごしょじんじゃ)は、材木座にある神社。
 もともとあった三島神社の地に、明治時代になって三島神社を含む近在の5つの神社が合併して 五所神社の名前になったという。
 傾斜地の裾野で、静かな住宅街の中にある。
 このあたりは鎌倉の中では観光客の多い地域ではないし、五所神社だけをお目当てに訪れる人も あまりいないようだ。 しかも、社殿は車道から参道を50、60mほど入った所にあるので、いつ通りかかっても静かな佇まいである。
 喧騒に邪魔されず境内に置かれたベンチに腰かけて休憩したくなる雰囲気がある。 周りの板碑、庚申塔、摩利支天像などを眺めながら、昔の鎌倉の様子に思いをはせるのもいい。
 写真は、PENTAX K-5・DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDMで撮影。


 参道では、狛犬が出迎えてくれる。
 新旧2対の狛犬があり、こちらは古い方。 頭のてっぺんがつるつるとしていて、河童を連想してしまう。
2013/3/31撮影

 左が社殿で、右の建物には6月の例大祭で海に入る神輿3基が保管されている。
2013/3/31撮影
 不動種字板碑(写真左)
 の明治時代に廃寺になった感応寺の境内にあった板碑(供養塔として使われる石碑の一種)で、 1262年の銘がある貴重なものという。
2013/3/31撮影
 摩利支天像(写真上)
 庚申塔などと一緒に、ほかではあまり見かけない摩利支天の像がある。 山好きの人は、摩利支天といえば甲斐駒ガ岳を連想してしまうのではないか。

 神社裏手の石段を登ると、大小の石碑が立ち並ぶ小空間に出る。
 茂った植物の葉に囲まれた、なにやら神秘的な雰囲気の場所。
2013/5/26撮影

[TOP]