桜 2017年

 2017年の東京の桜は、開花は早かったけれど、なかなか満開にならなかった。
 この時期、筆者にとって毎年の恒例行事になっているウォーキング仲間との野川のお花見も、4月2日に行ったものの、桜の満開にはちょっと早かった。
 3日には上野公園にも出かけたが、人の数に圧倒されてゆっくり鑑賞するどころではなかった。
 というわけで、上記以外の場所で、印象に残った桜を含む光景を紹介して行きたい。


新井薬師(東京都中野区)境内にある早咲きの桜。
今までにも、この桜の花の写真を紹介しているので、今回は鐘楼を背景にして撮ってみた。
毎年、この桜を見上げていて気づくのは、ヒヨドリに混じってインコが花をついばんでいること。 東京で野生化したインコが話題になったのは、もうずいぶん昔の話だが、数が増えているのだろうか。
2017/3/29撮影

哲学堂公園内にある四聖堂と桜
四聖堂の改修工事が少し前(2017年3月)に終わり、周囲の植え込みなどが以前とは変わった。
2017/4/7撮影

中野通りの桜と西武新宿線電車
筆者の家の近くで桜の名所といえば、上で紹介した新井薬師、哲学堂公園や和田堀公園、妙法寺などがあるが、桜の花のボリュームとなると、 中野通りを挙げることになる。 中野駅北口から続く桜のトンネルを歩き、新井薬師、哲学堂公園を巡るコースは見ごたえがある。
気になるのは、西武新宿線の地下化工事に伴い、いずれ踏切がなくなり、この写真のような光景は見られなくなることだ。
2017/4/6撮影

光明寺(鎌倉)の桜
桜の季節になると、毎年のように鎌倉の桜を見たくなる。 今年(2017年)は、久しぶりに光明寺を訪れた。 鎌倉のお花見名所の中でも、光明寺の明るく広々とした境内に咲き誇る桜が見事だが、比較的空いているからだ。 それに、2017年の3月から5月にかけて「大本山光明寺展」が開かれ、山門楼上も特別公開されていたのも理由だ。 例年、観桜会の期間中、2日間だけ山門楼上が公開されているが、桜の満開時期と一致するとは限らない。
実際、2017年の観桜会(3月25、26日)は、お花見には早すぎたようなので、4月10日に訪れたのは正解だった。 おかげで、満開の桜を地上と山門楼上の両方から堪能できた。
2017/4/10撮影

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