舞岡公園 2009年 9月
 舞岡公園は横浜市戸塚区にある。 私の家からだと電車を2回は乗り継がなければならないので、少々時間がかかる。 それでも、ここは林や田んぼなど田舎の環境が比較的よく保存されているので、 ときどき出かける気になる。 面積も、カメラをぶら下げて被写体を探しながら歩きまわるのに、広すぎず狭すぎずといった感じだ。 園内には、散策する家族連れなどに交じって、鳥の写真を撮っている人が多い。 この日(9月19日)は、めぼしい鳥が来ていないらしく、林の中から聞こえてくるのは 鳥ではなくタイワンリスの騒々しい鳴き声ばかり。 鳥の写真目当ての人たちは、手持無沙汰の様子だった。
 紹介した写真(2009年と2008年)は、PENTAX K10D・DFAマクロ100mmF2.8で撮影。


ヒガンバナとモンキアゲハ♀。
ヒガンバナは公園内に群生しているわけではないが、畑のまわりなど所々にあり、 アゲハチョウ類が好んで吸蜜にやってくる。 このときもちょうどモンキアゲハが来て、花にまとわりついていた。 しかも運のよいことに、翅の傷んでいない個体だった。 拡大して見ると、たくみに口吻を密源まで伸ばしているのがわかる。
2009/9/19撮影

ウラギンシジミ
公園の木のベンチで休んでいたら、そばに止まったので、横から撮影した。 この蝶は鱗粉でぼってりと厚化粧しているという印象が強い。 よく見ると、足も太くてたくましい。 上の写真のモンキアゲハの足が細長く華奢な感じなのとは対照的である。 翅を広げてくれなかったので、2006年に撮った写真(小さい方、2006/9/30)も合わせて載せておく。
2009/9/19撮影

キタテハ
2009/9/19撮影

ヒカゲチョウ
舞岡公園には、水道の蛇口が多い。 丘の上など、こんなところにと思う場所にも設置されている。
2009/9/19撮影

ダイミョウセセリ
アザミの花で吸蜜している少し飛び古したダイミョウセセリ。 斑紋は当然関東型で後翅に白斑は見えないが、この個体は前翅白斑も著しく小さく、 もともと小さな白斑は消失している。 この日に撮影したダイミョウセセリの個体はこれだけだったので、 ほかにも同じような斑紋のダイミョウセセリがいたのかどうかはわからない。
2009/9/19撮影

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