下図において,天井の距離
だけ離れた2点O,Rからそれぞれ第1小球
(質量
),第3小球
(質量
)がともに長さ
の糸(または針金)でつるされ,その下に第2小球
(質量
),第4小球
(質量
)がそれぞれ長さ
,
の糸で結ばれている。また,第1小球
と第3小球
はばね定数
のばねで結ばれている。糸もばねもその質量は無視できる。
各小球の座標を図のようにとり,糸の張力を図のように表す。ただし各小球ともその変位は十分に小さく,糸が鉛直線に対してなす角
は十分に小さいとする。したがって,その変位は水平方向と近似できる。
このとき各小球の変位,加速度(
のように表記する)は以下のようになる。
よって各小球の
方向,
方向について運動方程式をたてると,
より,
より,
より,
より,
この関係を
,
,
,
に代入して,
以上4式を連立させて,
以上の4式をもとにシミュレーションしたのが,先のアニメである。