円 形 波 の 干 渉

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立体イメージ図   2波源が同位相の場合(120KB)   2波源の位相差がπの場合(120KB)      波のシミュレーションへ



操作法:1.「Start/Stop」ボタンで開始、停止の切替をして下さい。2.「>|」、「|<」で、コマ送りができます。3.「phase=0」「phase=pi」のチェックで、波源S1と波源S2の間の位相差が変えられます。4.「Shading」のチェックを入れると、振動の様子が濃淡図として描かれます(推奨)。5.スクロールバーで2つの波源間距離が変更できます。


上のアニメの各円を、2つの波源S1、S2から出た円形波の山と考えると、2つの円形波の山どうしが重なる点の通り道が決まっていることが分かります(上のアニメの黒い線)。この線上では振幅の大きな波が通っていきます。逆にこの線の中間の水色の線上では2つの円形波の山と谷が重なっていて、この位置では波は打ち消し合い、波は消えています。この様に波が打ち消し合って振幅が0となっている点を結んだ線のことを節線と言います。
またこの場合、2つの波源S1,S2から出た波は線分S1S2上においては互いに逆向きに進みますので、線分S1S2上ではその合成波は定常波となります。定常波では腹と節がλ/4ごとに交互にできますが、節の振幅も0です。節線は振幅0の点を結ぶ線ですから、当然節線はS1S2上にできる定常波の節の位置を通ります。したがって節線が何本できるかは、S1S2上にできる定常波の節の数を数えればよいことになります。
節線数=S1S2上の節の数