スワーンベリの窓2  


◆ ここでは日本で出版された冊子を紹介します ◆


・・・  挿画あり  ・・・

※価格は販売当時のもの。

 Max Walter Svanberg 未発表詩集 『Aren』 (2019年発行)
  著者:マックス・ワルター・スワーンベリ  訳者:奥山裕介

  LIBRAIRIE6 発行

 スワーンベリの未発表の詩集。
 ギャラリーLIBRAIRIE6/シス書店のオーナーが2018年にスウェーデンの
 マルメにあるスワーンベリのアトリエを訪問した際に、ご遺族から
 未発表の詩を預ったのが切っ掛けとなって出版した。 表記は『スワーンベリ』

 B5変形  全72ページ  初版限定 500部 
 スワーンベリの作品は大小含めて50点以上。 販売価格 3,200円(税別)



表 紙


北欧を感じるブルーの装丁による美しい本。
娘ロースマリーの作品の小冊子が添付。



 『種村季弘と美術のラビリントス・イメージの迷宮へようこそ』(2010年発行)
  アトリエサード 書苑新社


 ドイツ文学者でありエッセイストの種村季弘氏の、美術関係での単行本未収録評論と
 写真資料をまとめたもの。スワーンベリについては「エロチシズムと死と没落と」の項で、
 デルボー、ゾンネンシュターンとともに紹介されている。 表記は『スワンベルク』

 スワーンベリの作品は、白黒1点掲載。 販売価格 1,800円(税別)



表 紙




 『アサッテの人』 (2007年発行)
  
諏訪哲史著 講談社


 第50回群像新人賞、第137回芥川賞をダブル受賞した諏訪哲史の小説「アサッテの人」。
 スワーンベリはご覧の通り表紙を飾る。ただし本の内容とスワーンベリの絵とは直接の
 関係はない。 中表紙にも同じカットが掲載されている。 

 販売価格 :\ 1,500(税 別)




 


 『澁澤龍彦 幻想美術館』 (2007年発行)
  
巖谷國士編集 (平凡社)


 本誌は渋澤龍彦氏の没後20年にひらかれた「渋澤龍彦 幻想美術館」展
 (2007年)の図録として制作されたもの。ただし、この本には澁澤龍彦が古今東西の
 美術家の傑作・異色作310点を掲載し、幻想美術の画集として充実している。
 表記は『スワーンベリ』

 スワーンベリの作品は、カラー4点、白黒1点掲載。 販売価格 2,571円(税別)



表 紙



図版はきれい。



 『切りぬき美術館「スクラップ・ギャラリー』 (2005年発行)
 
 金井美恵子 (平凡社)


 小説家、金井美恵子氏が大好きな絵を画集から切りぬいて貼ったという
 コンセプトのスクラックブックのようなエッセイ集。長谷川隣二郎の猫から
 ゾンネンシュターン、李朝民画の虎まで古今東西の作品が並ぶ。
 スワーンベリの紹介は10ページ。 表記は『スワンベルク』

 図版はカラー4点、白黒カット2点。 販売価格 2,300円(税 別) 



表 紙


装飾的な掲載



 『イコノエロティシズム−澁澤龍彦美術論集− (2003年発行)
 
 谷川渥編集 澁澤龍彦著(河出書房新社)


 渋澤氏の没後2003年に発行されたもの。氏の文章で今まで単行本や
 文庫本で紹介されていないエッセイを集大成したもの。スワーンベリについては
 今まで出版されたものの中で一番長い。紹介文は44頁。 表記は『スワーンベリ』

 白黒図版12点掲載。 販売価格 2,500円(税 別) 



表 紙



  『季刊Az [アズ]  澁澤龍彦&シュタイナー』  (1995年発行)
   新人物往来社


  季刊誌 Az [アズ] の1995年春号。
 澁澤龍彦氏の回想とシュタイナーについての特集。
 巖谷國士、中野美代子、高山宏、 四谷シモン、 高橋巌など著者多数。
 日本語表記は無し

 カラー図版1点 表紙  『グンニ、我が心の庭にただひとりいる人』
 販売価格 1,800円







 『澁澤龍彦空想美術館』 (1993年発行)
  
巖谷國士編集 (平凡社)


 渋澤氏が愛してやまない30人の画家を集めた画集。A4変形判と大きくて
 印刷がきれい。写真は出来る限り原版ポジから印刷するというこだわりで
 制作されただけに、その図版は美しい。表記は『スワンベルク』

 カラー図版4点、貴重なビーズ刺繍作品が3点とイリュミナシオン挿画カラー1点
 掲載。その美しさといったら他の画集とは一線を画すほどである。
 紹介文は12頁。 販売価格 8,800円(税込み)



箱表紙(茶色の帯付き)



写真は出来る限り原版ポジからという
こだわりのため、図版はとても美しい。



 『鳩よ! 特集:万有博士 澁澤龍彦』 (1992年発行)
  
マガジンハウス


 『鳩よ!』は1983年からはじまりマガジンハウスが手掛けた文芸雑誌。
 創刊号の特集は『ランボーって、だれ?』だった。
 スワーンベリは、澁澤龍彦がイメージするエロティシズムの世界
 として紹介されている。 表記は『スワーンベリ』

 カラー図版1点、「グンニ、我が心の庭にただひとりいる人」 
 販売価格 390円



表 紙




 『幻想の画廊から』 (1990年発行)
  
澁澤龍彦著 (青土社)


 「芸術の彼方へ」のもととなった本。 A5サイズのハードカバー。
 巻頭グラビアに「グンニ、我が心の庭にただひとりいる人」が掲載
 (だが印刷が多少薄い)。本書は美術出版社から出ていた絶版物を
 青土社がおこした新版である。スワンベルクの紹介文は8頁。ただし
 ルーマニアのブロオネルとの併用紹介である。 表記は『スワンベルク』

 カラー図版1点、白黒図版1点(イリュミナシオンの挿画)掲載。 
 販売価格 1,900円(税込み)

 ※同じ本が河出書房新社から文庫本が発売されている。



表 紙


イリュミナシオンの挿画



 『幻想の彼方へ』 (1988年発行)
  
澁澤龍彦著(河出書房新社)


 以前出版された「幻想の画廊から」の改訂版で、渋澤氏の好みの画家16人が
 紹介されている。この本の巻頭グラビアがスワーンベリの作品『グンニ、我が
 心の庭にただひとりいる人』であり、私こと徳富喜翔がスワンベルクを初めて
 知りインスパイアーされたものである。この本との出会いがなければ、私と
 スワーンベリとも、また私が画家として現在もなかったかもしれない。 
 表記は『スワンベルク』

 カラー図版1点、紹介文は16頁。 定価520円 



表 紙


「グンニ、我が心の庭にただひとりいる人」の図版

・ ・

 『美術手帖』 (1988年2月号)
  
 美術出版社


 月刊誌「美術手帖」の1988年2月号。『かりそめの身振り』の話として
 糸や繊維を扱うファイバー・アートについて東野芳明氏と新井惇氏の
 対談の中で紹介されている。 表記は 『スヴァーンベリ』

 カラー図版1点、 関係文は33行。 定価980円 


表 紙


右上、「赤い部屋での奇妙な妊娠」のタピスリー



 スウェーデンのテキスタイル・アート (1987年発行)
  発行:京都国立近代美術館、群馬国立近代美術館
世田谷美術館


 京都、群馬の国立近代美術館と世田谷美術館が主催した
 テキスタイルアート巡回展のカタログ。

 スウェーデンには日常生活から生まれた刺繍やタペストリーの
 長い歴史があり、母国出身の芸術家の作品を基としている。
 タペストリー・アーティストのひとりとしてスワーンベリが紹介
 されている。 表記は『マックス・ヴァルテル・スヴァーンベリ』

 見開き2ページ 白黒プロフィール写真 作品はカラー2点。


表 紙





 「みづゑ」1986年8月号 (1986年発行 第763号)
  
(美術出版社)


 美術雑誌「みづゑ」の第763号。特集は19世紀イギリスの神秘とした
 ウィリアム・ブレイクとビアズリ。他にもドイツのシュールレアリスト、
 パウル・ヴンダーリッヒが「画廊から」のコーナーで紹介されている。
 榎戸真喜展、青木画廊の高松潤一郎展など興味深い記事が多い。
 スワーンベリは18ページにわたって掲載。 表記は『スワンベルク』

 カラー図版2点、白黒24点。アトリエ写真もある。 定価500円



表紙(ビアズリの作品「サロメ」)


記事、内容、ともに充実している



 ミステリーの総合誌EQ No.9 (1981年発行)
  
エラリー・クイーンズ・ミステリーマガジン (光文社)


 推理小説マニア向けの隔月刊誌。
 巻頭グラビアのEQ Mystery Galleryコーナーに掲載。
 スワーンベリの紹介は口絵解説として1ページ。
 表記は『スワーンベリ』

 図版は巻頭グラビアにカラー1点。 価格 550円



表 紙


『花のある磁器の頭をもった夢の女』



 箱の中の見知らぬ国 (1978年発行)
  
種村季弘著 (青土社)


 1973〜78年までの5年間に3度のヨーロッパ旅行を経験した種村氏の
 『幻想紀行』として書かれている。本文は『スワベルクのいる部屋で』
 11ページ。 挿絵は「ロマンティックな遊泳」。 表記は『スワンベルク』

 白黒1点。 定価 1,700円



表 紙


「ロマンティックな遊泳」



 『シュルレアリスム−イメージの改革者たち− (1977年発行)
  
R・カーディナル/R・S・ショート著 江原順訳(PARCO出版)


 戦後シュルレアリスム運動の理念と可能性を伝える貴重な本。
 R・カーディナル/R・S・ショート著の本をパリ在中の江原順氏が訳している。
 もともと西欧で出版されたもののため、図版、特に写真が多いのが特徴。
 シュルレアリスムの勉強に良い。 表記は『スワンベルク』

 スワンベルクの紹介文は8行。 図版は白黒2点。 
 販売価格 1,800円(税 別)



表 紙



左図 「処女の時間」



 『骰子の7の目 シュルレアリスムと画家業書 --別巻「M・W・スワーンベリ」』 (1976年発行)
  ジャン・ソセ編集 澁澤龍彦著(河出書房新社)


 日本で出版されたスワーンベリの唯一の画集。
 ドローイング、リトグラフ、水彩画から後期のコラージュまで網羅されている。
 彼がデザインした舞台衣装と劇の貴重な写真もある。この『骰子の七の目』
 シリーズは、フランスで発行された画集を基に作られている。マグリット、
 エルンストなどのシュルレアリスムの画家を一人一冊ずつ全13巻刊行される
 予定だったが途中で途絶えた。スワーンベリは別巻扱いで刊行されており、
 澁澤龍彦氏の情熱によるものと思われる。

 各巻には付録の月報が添付されており、本誌にはそれらを綴じるための
 バインダーが特別付録として付いている。黒いバインダーの裏表紙には
 スワーンベリのカットがシルバー印刷されており、このバインダーは現在
 入手困難である。ヤフオクなどでも添付されてないケースは多い。
 スワーンベリの月報の色は帯と同じ紫色。月報には「空間恐怖と魔術」
 澁澤龍彦氏、「不思議の人マックス・ワルター」A・P・D・マンディアグル、
 「妖精たちの森へ」巖谷國士の文が掲載されている。
 表記は『スワーンベリ』

 作品点数、カラー図版25点、白黒46点、全87ページ。 定価 3,800円



箱表紙 (紫色の帯付き)



左図 「黒い女と動物の出会い」

 
別冊付録のバインダー
ネット販売では添付されて
ない場合が多い。




付録の月報



 マックス・ワルター・スワーンベリ展カタログ(1976年発行)
  
発行:グリフィスコーポレーション


 1976年に東京、名古屋、札幌の3都市で開催された展覧会の図録。
 巖谷國士の紹介文など8ページ。  限定 2,000部

 表記は『スワーンベリ』と『スヴァンベルク』の2パターン。
 作品は白黒8点。 



表 紙



 ※ちなみに3都市の会場は、東京(銀座) 『フマギャラリー』
   名古屋 『ギャルリー・ユマニテ』、札幌 『NDA画廊』





 シュルレアリスム デッサン集(1976年発行)
  
シュルジカル解説 金田真澄訳 (岩崎美術社)


 シュルレアリスムにおいてはデッサンがきわめて重要な役割を演じている。
 フロッタージュやデカルコマニー、グラフィック・オートマティズムなど。
 本書は、エルンスト、キリコ、マッソンなどのデッサン画を集めためずらしい
 画集である。 表記は『スヴァンベルク』

 スワーンベリについての紹介は6行。 作品は表紙1点、白黒1点。 
 定価 5,800円



箱 絵




 『芸術生活1976年6月号』 (1976年発行)
  
(芸術生活社)


 月刊誌「芸術生活」の1976年6月号。巻頭特集として34ページにわたって掲載。
 うち巻頭グラビアでは1976年に銀座で行われた展覧会からの掲載で、
 コラージュ、リトグラフなど。
 本文には作家 金井美恵子、詩人 宗左近が書いており、中でも美術評論家の
 種村季弘がスウェーデンのスワーンベリ家を訪ねた紀行文「訪問記、スワン
 ベルクのいる部屋で」がある。 表記は『スワンベルク』

 カラー図版13点、白黒6点と多い。 定価 700円


表 紙 「幻影」


右ページのG&Gニッカのオーソンウェルズの
広告に時代を感じる。



 『月刊「ユリイカ」臨時増刊号』 (1976年発行)
  
 青土社


 文学、思想などを扱う芸術総合誌『ユリイカ』のシュルレアリスム特集。
 ブルトン、エルンスト、ダリなどシュルレアリストのカット画が多く
 読んでいて楽しい。中綴じにシュルレアリストたちの集合写真が
 多数あり(22枚)資料として貴重である。
 スワーンベリについての紹介文はない。 表記は『スワンベルク』

 白黒1点。 定価 780円


表 紙


ロマンチックな浮揚 (キャプションより)



 「みづゑ」1972年11月号 No.813 (1972年発行)
  
(美術出版社)


 美術雑誌「みづゑ」の第813号。
 スワーンベリについては「詩と絵画の一瞬の照応」出口裕弘著
 として14ページにわたって掲載。 表記は『スワンベルク』

 カラー図版4点、 白黒8点。  定価500円


表 紙



図版の金色が美しい。



 『充ち足りた死者たち』 (1972年発行)
  
ジョイス・マンスール著 巖谷國士訳(薔薇十字社)


 ジョイス・マンスールは「奇怪な令嬢」と呼ばれた女流詩人であり
 ブルトンを師匠としている。

 A5判変形。表紙には紺地に白のシルク印刷した画を貼ってあり、本を包む
 ビニールカバー(プラスチックのように固いので割れやすい)にスワーンベリ
 のカットが緑色で印刷されている。 装丁は野中ユリ氏。
 原書にスワーンベリのイラストが印刷されていたのを翻訳者の巌谷氏が
 気に入ったらしく、本書でもスワーンベリのカットが散りばめられている。
 また、本書にはマンスールの写真と澁澤氏が書いた紹介文を載せた
 栞(しおり)が付いている。 表記は『スワンベルグ』

 スワーンベリの図版は、表紙絵とカバーイラストの他に白黒挿絵5点。 
 定価 1,200円

 ※この本は1997年、河出書房新社より改訳決定版が1,000部発行された。
  表紙は黒地に金文字。  定価 3,000円



麻布生地に別プリントされた青い版画を貼り、
透明セロハンカバーに黄緑色のイラストが
プリントされている。


「あたしは女神になって、光の消えない太陽のように
男たちの心の中で燃えさかるんだわ」
文と挿絵がマッチしている。



 『現代の美術 2 「幻想と人間」』 (1971年発行)
  
岡田隆彦著 (講談社)


 講談社発行の『現代の美術 art now』全12巻(別巻1)シリーズの第一回配本。
 神話を題材にしたものから、幻想、エロス、悪魔的なものまで幻想絵画を紹介
 している。この本の特徴は他の美術書では見ることのないフッター、ブラウアー、
 ハウスナーなどのオーストリア・ウィーン派の作品を中心に、ル・ムール(ベルギー)、
 ゾンネンシュターン(リトアニア)、レームデン(チェコスロバキア)など多国籍な
 アーティストの作品を見ることができる。マニアなら全12巻集めたくなる。 
 表記は『スワンベルク』

  紹介文は本文4行、巻末の「主要作家について」に17行。
  カラー図版1点(表紙カバーも同じ) 定価 1,500円



表紙カバー


右図 「作 品」 (部分)



 『美術手帖』 (1970年12月号)
  
 美術出版社


 12月号増刊 シュルレアリスム特集。
 澁澤龍彦氏、巖谷國士氏、種村季弘氏をはじめとする全14名
 による寄稿。海外にとどまらず国内のシュルレアリスムも
 網羅されている。図版も多く、シュルレアリスムについての年表、
 作家名鑑がある。

 本文にスワーンベリについての記載はないが名鑑で紹介され
 ている。表記は『スワンベルグ』

 カラー図版1点、 白黒3点。 定価500円 


表 紙


左上、「憂愁のセンチメント」

「太陽に記しを押された娘たちが海への道を示す間の創造妊娠



 「みづゑ」1967年11月号 No.754 (1967年発行)
  
(美術出版社)


 スワーンベリについては「スワンベルグの汎女論的世界」
 飯島耕一著に1ページ掲載。そこには東京画廊で9月に
 行われた『19人のシュールレアリスト展』で作品を鑑賞
 したことが書かれている。 表記は『スワンベルグ』

 カラー図版1点、(但し折込みA3サイズ) 白黒1点。 定価480円


表 紙



カラー図版 『女の鳥』 (折込みA3サイズ)



 『アヴァンギャルド芸術』 (1950年)
  
岡本太郎著  美術出版社


 岡本太郎が若き日本の芸術家に向けてアヴァンギャルド
 芸術について書いた本。作品の東西を問わずアヴァン
 ギャルド芸術の歴史と精神について熱く書かれている。
 特にアヴァンギャルド芸術と児童画との接点や夢について
 の記載が面白い。

 本文にスワーンベリについての記載はなく、作品のキャプ
 ションに名前があるだけである。 表記は『スワンベルグ』

 図版 白黒2点。 定価380円 


表 紙


左図 「ミノタウロス」



 『SURREALIST ART』(洋書)
  
Sarane Alexandrian著(WORLD OF ART出版)  


 シュルレアリスムのアーティストを紹介している洋書。平面だけでなく、
 立体やオブジェも写真入りで紹介しているのは貴重。スワーンベリに
 ついてはカラー図版2点、白黒2点。
 赤いイルカのマークが目印。 



表紙はローランド・ペンローズの作品



「星の肖像V」




・・・(挿画なし)・・・


 『魔術的芸術(普及版)』 (2002年発行)
  
アンドレ・ブルトン著 (河出書房新社) 


 アンドレ・ブルトンによるシュルレアリスムの思想と美学の集大成。

 古代の魔術師と近大の芸術とは目指す違いはあるにしろ、
 その手段や可能性において同じ足跡を示すのではないか
 という視点で書かれた美術史。

 スワーンベリについての具体的な紹介はなく、わずかに野生動物や
 植物などの象徴的思想・トーテミズム式絵画として名前が紹介され
 ているにとどまる。 表記は『スワーンベリ』
 図版なし 販売価格3,800円(税別)







 岩波世界の美術「ダダとシュルレアリスム」マシュー・ゲール著 (2000年発行)
 巖谷國士・塚原史訳 岩波書店


 岩波、世界の美術シリーズの一冊。ダダ・前衛芸術からシュルレアリスム
 までを統括的に描いている。カラー図版が多い。
 スワーンベリについては本文に5行のみ。 表記は『スワンベリ』

 販売価格 4,400円(税 別)







 『シュルレアリスムとは何か−超現実的講義−』 (1996年発行)
  
巖谷國士著 メタローグ


 巖谷国士氏のシュルレアリスムに関する講義をまとめたもので、
 シュルレアリスムをやさしく紹介している。
 『シュルレアリスム』の読みが正しく『シュール・レアリズム』は
 間違っていることについて明確に書かれている。
 表記は『スワーンベリ』

 スワーンベリについての紹介文は本文1行と解説5行のみで
 作品掲載はない。  定価 1,800円(税込み)








 < その他の掲載本 >

※未確認のため内容と違うかもしれません。

 『黒い太陽』 (1959年)
   岡本太郎著  美術出版社

   画家・岡本太郎のエッセイ集

 『シュルレアリスムと絵画』 (1975年)  
   アンドレ・ブルトン著  人文書院

 『澁澤龍彦 翻訳全集14』 (1997年)
   河出書房新社




<情報に協力していただいた方> 

茂木様、ヤマシタ様、古書すからべの大谷様、ありがとうございました。





 ※「スワーンベリの窓」では、スワーンベリについての情報を探しています。
お心当たりの方は下記アドレスにメールして下さい。 徳富喜翔

 E-mail tokutomi@yokohama.email.ne.jp

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