チベットよいとこ一度はおいで 酒はうまいしねーちゃんはきれいだ..No.4

           パンツ忘れたー

  シュガッエはチベット第2の都市に移動することになった。
持ち物は最低必要な物だけマイクロバスに積んで出発、食品だけは持っていっ
てやれよ、俺達には必要ないけどな高山病は食事も受け付けなくなってくる。       
まかせなさい鮭の塩焼きパック・蒲鉾・海苔・佃煮全部持っていこうぜ、セコ
ンドバックに入れて出かけたよ、新しくできたラサとシュガッエを結ぶ道路は
ほとんどが舗装されていて不思議な気がした。
 チベットではないけど、 中国に来ていつも感じることの一つに、緑の少なさ
がある。
いくら文化革命の中で、鉄を作るために木を燃料にしたとはいえこうも少ない
とは考えさせられてしまったね。
 ペイさんは、文革では俺達には想像もできないような苦労をしたそうなんだ。
ワイルドスワンに書いてあることは、現実であり身近に感じてしまって、いつ
もは雄弁なペイさんも文革の話には言葉少なくなり無口になってしまって、俺
も無口になってしまって…

夕方、シュガッエに着いた、長い道程だったよ。
宿に着いて、鈴木がシャワーを浴びて俺もシャワーだと裸で飛び込んだが、も
うお湯が出ないよ…
体を冷たい水で拭いて、空気のきれいなところはどうして水は冷たいのでしょ
うか!
サッパリ気分そう快、さーてパンツと探したけど無い、パンツ忘れてしまった
バックの中は食べ物ばかり!
パンツなしでジーパンはいて、チベット語の話せる美少女楊さんと街へとこと
こパンツ買いに行ったよ、小さな雑貨屋で、楊さんは、俺にはわからない言葉
で「!!!!!」真っ赤になって!
今でも持ってるその時買った黄色い派手なパンツ。
夕暮れの町は、裸電球に照らされ人通りも少なげで淋しかった。

 シュガツェの寺院では、子どもの坊さん達が問答の練習をしていた。
生き生きとしていて、笑顔で、屈託なく・・
物貰いの子供達も、生命力にあふれかえっていた。
子供たちは何処でも輝いている!
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            神神の住む山

  ラサの最後の日、朝の暗い内の出発になった。
あこがれのチベットともこれでお別れ、寝ぼけ眼で飛行場に向かった。
ゆれるバスの中からふときらめく物を見つけた。
それは見る間に先端から輝きだした山の頂上だった。
まるで宝石のルビーを散りばめたようにのように山々が神々しく輝きだした。
明るさは瞬く間に山全体を覆いつくしその美しさは・・・・・・・・・
 ああ、神神の住む山よ・・・・・・
 そしてさらばチベット
帰りのエアーバスは上昇するまもなく山の尾根をかすめ降下に入った。
その山に点在する小さな集落を見て住んでる人々の生活は、どんな生活をして
いるのだろう、激しすぎる環境は人間を信仰に走らせるのだろうか。
信仰に生きる人達、人間の幸せっていったい何なのだろう。
おそらく都会を、ラサにっだて行くのに何十日かかるの!
テレビだって電気だって・・・・・でも子供たちは輝いているのだろうなー
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