Poco a Poco
Wind Orchestra 20th Regular Consert

 

前日は雨が降り、天気が心配されましたが、快晴で気温も上がってちょっと一安心。 お客さんが今までない人数で、会場前には長い行列が出来ており、1部終了時点で600人を越えてしまいました。

今回のイメージは、テレビ放送局が行う放送。 舞台右側にはスクリーンが設置され、演奏中も何らかの映像が映っている状態でした。 司会者が曲紹介を行うことがなく、全編画面を通しての進行となりました。

1部は20回ということで開演少し前に幕が上がり、ファンファーレが響き渡りました。 演奏は2曲とちょっと少ない感じもしたのですが、いろいろな企画がある分、これが精一杯なのかも知れない。 ちょっと中音がもわっとした感じもしたのですが、リハの状態しか聞いていないため、本番ではしっかりした音になっていたのかも。

2部は企画が満載です。 「ラジオ体操」の音楽が映像とともに流れ、合唱団が出てきて歌いだし、次には演奏とともに、ラジオ体操の実演が前で始まるというオープニング。 その後は、ソロのオンパレードというか、舞台前方で誰かが何かを常にやっている状態でした。 曲の合間はスクリーンで流されている映像で楽しむ感じ。 ところどころで笑いもあり、お客を飽きさせない作りになっていました。 次々と繰り出される映像とネタで、曲自体をじっくり聞く。。。というのはなかなか難しかったのかも、と後でちょっと思ったのですが。。。 

放送局のイメージなので、パンフレットも番組表を意識した作り。 表紙は4パターンあり、出演者やスタッフが表紙を飾ったTV週刊誌といったところでしょうか。 ただ、ぱっと見、何をやるのかがわかりづらい。 パート紹介も特になく、知っている人が出ているのか把握しにくいつくりでした。。。 今回は受付をやっていたのですが、パンフレットの構成がわかっておらず、パンフレットの内容に関するお客さんの質問にちゃんと答えられなかったのがちょっと失敗だったなと自己反省してました。 

やっぱり今年も一番盛り上がったのは、アンコール。 最初は、第1回から順に今までの演奏会の映像がスクリーンに映し出されて、今までに演奏会に関わったことにある人にはかなり懐かしいものとなりました。 自分自身が映っているのをみるとうわーっとちょっと目をそらしたくなったりもしたのですが。。。 そしてそのあと、歌って!踊って!大騒ぎ。 一番おいしいところは、ラジオ体操を実演したコスパダンス隊が全てもっていった感じも。 コーラス隊もがんばってたんですが、あれには勝てません。。。 着ぐるみ隊も出てきて、本当になんだかわからないまま終了となりました。。。

演奏会としてみたときに今回はこれで本当によかったんだろうかと、疑問に思うこともないわけではありません。 実際の演奏がメインというよりも一歩引いたところにあったような気がします。 でも、受付にいてアンケートを出していくお客さんが、よかったよ、楽しかったよと笑顔で帰っていくのを見ていて、楽しんでもらえたからいいかとちょっと思ったり。

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日時 : 2005年10月30日(日) 13:59 開演

場所 :大阪狭山市文化会館(SAYAKAホール) 大ホール


 

The 1st Stage
グランドファンファーレ
 
組曲「惑星」より「木星」 作曲:ホルスト
指揮 : 景山 久雄 
大阪俗謡による幻想曲 作曲:大栗 裕
  指揮 : 埴谷 寧夫 

 

The 2nd Stage
ラジオ体操 第1  
シェルプールの雨傘  
ミュージカル「マンマミーア」
あかとんぼ  
シング・シング・シング  
演歌メドレー
「津軽海峡冬景色」「与作」「浪花節だよ、人生は」
STAR WARS
  指揮 : 田村 佳子 
     関口 雅樹

 


アンコール

アンコール1曲

郷ひろみ メドレー

 


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/
Update : 2005/11/6