TOKIのわがまま

〜 第320回 〜

<2018.7.22公開>

もやもや
1週間前には大阪北部地震があった。 だけど、予定通り旅行に出発した。 水道やガスが完全復旧していない地区がまだあるのに、温泉旅行だ。 何か後ろめたさを感じつつ、でも同じように旅行に行こうと空港に向かう人々に交じって空港バスにのった。 伊丹空港ではモノレールが運休であると案内が流れている。 こんな時に旅行に行ってもいいのだろうかとつぶやく人もいる。 でも、何事もなかったように飛行機は離陸していく。

地震の際には、地下鉄にのっていた。 発車直後のためホームへ比較的早く降りれたのだけど、通勤の中間地点で家や会社には徒歩で動けるような場所じゃない。 まだ会社の方が交通が生きているだろうと数駅の歩きとバスをつかって出社したもの、こんな時にさえ会社や学校に向かう人の中に交じっていて、なにか変な感じ。 交通機関がマヒしている中でも、店員さんや通話中の人の会話は大きな地震がおこっているという緊迫感もなく、いつもと同じ生活が続いていた。

前日からの大雨で、予定通り交通機関はストップ。 でも自分の通勤ルートは生きていて出社した。 後で大規模な豪雨となるのだけど、大雨で帰宅手段がどうなっているか判らない状態で大半が出社している。 地震の時は半分も出社していなかったのになぁ。 出社の基準はなんなのだろう。

会社の指示はあいまいで、早く帰ってもいい、遅く出社してもいい、でも、その分は出勤とは扱いませんと案内が出る。 社員の安全を確保しているようで、欠勤扱いを強調することで就業せざるを得ない状態を作り出している。 いやなら休暇届を出せばいいとはいえ、何かくるっている。 しょせん会社にとって社員はモノでしかないのだろうか、、、

誰もが何かおかしいと思いつつ、毎日を過ごしている。 おかしいなと思うことが変なのではなく、この感情は自分で認めてあげる必要はあるかも。 我慢するのではなく、折り合いをつける。 どんな状態でも出社している自分にも何か違和感を感じているものの、毎日は過ぎていく。 大きなことが身近で起こっていることの不安に押しつぶされないように、いつもと変わらない毎日を繰り返す。
2018.7.16

 

飛行機、好き
旅に出た日、乗り継ぎが手続きがすんなりと進んで、伊丹空港で待ち時間が出来てしまった。 お茶をするほどには疲れていないし、新しくなった空港施設を見て周ったものの、これから出発するのでいろいろ買うのも変。 目に入ったのは展望台の案内。 普段空港に来ることもないし、ちょっと覗いてみよう。

この選択は、ちょっと正解だったかな? なにせ、伊丹空港は離着陸が多いので、ちょっと待っていても、飛行機は動いている。 やって来た飛行機のランディングをみながら、今のは揺れたかなぁとか中の状況を想像するのもなかなか楽しい。 飛んでいく飛行機が地上を離れていく感じや、とんだ先できゅっと方向転換する際の後部の感じがなんともかわいい。 同じように飛行機を見ている人がたくさんいて、ここ楽しいって、旅に出る前なのにすでに飛行機を満喫していた。

大分空港まではANAを利用したのだけど、乗った飛行機がプロペラ機。 左右の羽根に大きなプロペラがついていて、クルクルと高速回転してる。 プロペラ機だけあって、横一列が4席で全体でも74席の小さな飛行機。 小さいから乗るのも飛行機まで自分で歩くし、乗る際の階段も10段もない。 でも、この姿がかわいいのだ。 小さい分、動作音は大きいし、ランディング時の衝撃は何かでからだを支えておきたいくらいに大きいと思ったけど、気のせいかなぁ?。 でも、天気が良く景色がきれいで楽しかった。(プロペラ機は低く飛ぶから景色が見えやすいとか)

今回の旅は、往復のどちらかは飛行機に乗ろうと決めていた。 電車で行くのと金額的には大差はなく、かかる時間が少し違うくらい。 ただ、電車のほうが本数は多いので、時間の融通は利くかもしれない。 でも、結局往復とも飛行機を選択して、バスの都合上、帰りも大分空港で2時間半をすごすことになった。 買い物をして荷物を預けても1時間半は余っていた。 ここでも展望台に行ってみたのだけど、あいにくの雨のため飛行機は動いていても長居できず。 まだまだ空港を楽しむ術を身に着けられそうにない、、、

やっぱり飛行機が好きだなぁと思う。 あんまり乗る機会がないのが残念だけど、だからこそ、旅に行くってのが強く感じられるのかなぁ。 仕事で乗っているようだと、何か落ち着かないのかもね。 また楽しく乗れますように。
2018.7.22
  

[History]


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Update : 2018/8/16