TOKIのわがまま

〜 第306回 〜

<2016.10.8公開>

とても恋しい
自動車教習所も無事卒業し、試験場での試験も受かって免許を手にした。 いろいろ悩んだ割には、教習所がとても大好きで、ばたばたっと卒業したものだから、最後にお世話になった教官にも会うこともできず、すべてを失った悲しみだけで1週間泣き続けるような状態。 試験場に向かう時も教習所の送迎バスを見かけて、ただそれだけで泣きそうになった。 本当に大好きだったから。

そろそろ卒業して1か月たとうとしているのに、とても教習所が恋しい。 でも、まだ近づけない。 ペーパードライバ―教習ってのもやっているので、申込がてら遊びに行くことはできるのだ。 だけど、なんか、また泣きそうで。 教習所の運転免許取得相談会には、普通に話をしに行けたのだけどな。

車を運転するって、自分の中にない世界だったからとても新鮮で、わからないこともわからないと言えることってのがよかったのかな。 教官、職員の会話もなんか楽しそうで、1日聞いていたいような居心地のよさ。 今の仕事では味わえない雰囲気が、とても心地よかった。

3か月間、毎週休日には教習所へ通っていて、慣れてきたのにぱったりと終わってしまった。 いつもより早く起きる休日にも慣れたせいか、ゆっくり眠ってもいいのに目が覚める。 もとの生活に戻っただけなのに、ぽっかりと時間があいた感じ。 やることはそれなりにあるけど、手がつかない。

ほんと、一度教習所にいけば気が済むってわかっている。
うん、とても恋しいのだ。
2016.10.8

 

独立宣言?
教習所の講習も残りが3回ほどになって、とても憂鬱になっていた。 路上にでると想定していないことが起こるし、自分でうまく対応できない。 一人で運転していく自信なんてどんどんなくなっていくし、このまま教習所をやめて免許もあきらめようって悩んでいた。

でも、本当の悩みはそこではなかった。 教習所が終わって、もとの生活に戻ることの不安。 なぜ免許を取りにいったのか? なにかを変えたかった。 家にいたくなかった。 両親からのみえない干渉から逃げたかった。 ストレスの原因は仕事だけでなく、自宅にもあった。 見ないふりをしていたことがどんどん見えてきて、自分を支えているのが精いっぱい。 免許を手にした翌日、嫌々ながらに自宅の車を運転させられた際に車を壊して、自分の中でなにかが限界に達した。 親の自分勝手な指示で運転した結果、車を壊して、状況が悪ければいきなり交通違反者となっていた。 このまま親の勝手な干渉で大事なものが壊されていき、人生が終わっていくのかと思うと、とても耐えられなくなった。

メンタルの先生にもストレスの原因は自宅にもあると話をしていたところで、独立を考えるようにアドバイスはもらっている。 わたしも何かを変えるには、しばらく親とは別居したほうがいいと感じている。 高齢になった親には話をするのは難しく、すぐに実行できるとは思えない。 地元で通院している関係でそう遠くにも引っ越しができないし。

すべてを丸く収めるには、結婚するのが一番なのかと考えている。 それも、地元周辺に住んでもらえる方がいい。 動機がなんか不純なんだけど、結果として幸せになれるかもしれない。 教習所の教官だったら車の運転も安心だし、大好きな教習所に関われて、地元に住んでもらえるかも?なんて思ったけど、既に落ち着いている方ばかりだから、それは無理。 私の勝手でしかないのだけど、不安定な心を黙って支えてくれる第三者が居てほしいと、今はとても思うのだ。

今は独立の計画を立てることが宿題。 すぐには行動ができないから、持ち物の整理を少しずつやっていこうと思う。 いろいろ整理している間に、気持ちもすっきりするかもしれないね。
でも、いまのままではダメなんだよ。
2016.10.8
  

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2016/11/3