TOKIのわがまま

〜 第302回 〜

<2015.12.23公開>

芯の濃さ
Hの鉛筆で文字を書くと薄くて読みづらい。 力を入れるようにしてみるのだけど、芯の硬さに負けてしまう。 右手親指を骨折して以降、さらに力が入りにくくなっているので、さらに読みづらい。

中学のあたりからHの鉛筆を使う子が増えだして、もらうのもHBではなくHの鉛筆。 その後、試験によってはHが指定されていたので、とりあえずHは使える状態で持っていた。 だけど、当時から書きづらさを感じていた。 なんか、書く時の反発力が強いし、書いても薄いし、なんだか疲れる。 その後シャーペンに移行していったけど、それでもメイン使用はHB。

今の学生には、HBではなく、Bや2Bといったさらに芯が柔らかく文字も濃いものが主流らしい。 力を入れなくてもちゃんと文字が書けるから、楽。 実態として、腕や手の力が弱っているから、HBでもちゃんとした濃さの文字が書けなくなっているらしい。 楽な選択をしてしまってるので、成長って面ではあまりよくないのかも。

最近のマーク式の試験でも、持っていく鉛筆がHB以上の濃さとなっている。 濃すぎる鉛筆だと、消しきれずに間違って読み取られることがあったので、昔は濃すぎるものはアウトだったけど、今はHBを指定しても、正しくマークをしても薄すぎて読み取れなくなった? もはやHの存在意義ってなくなってしまったのかなぁ。

自分でもシャーペンの芯は、数年前からHBからBに変えていて、使っていても書きやすい。 普通の文房具として、Bの芯も並んでいることには、特に疑問はなかった。 運動機能の低下が原因って言われると、HBに戻したほうがいいかのかなぁとは思うのだけど。

結果を求めるなら、書ける、読めるBが一番なんだよね。
2015.12.23

 

考えよ
センター試験に記述問題を検討しているそう。 マークだけの困ったときの勘頼みができそうな気持の余裕がなくなるのは、ちょっとさびしいかなぁ。

でも、記述問題が入ることで、「自分で答えを考えなきゃいけない」のが困るといった意見がある。 あれ、答えは自分で考えているんだよ、いつも。 限られた文字で答えを考えるのが難しい? 出てくる答えはだいたい決まっているから、記述式でも文字数から書けることが絞られるので、それほど答えは広がらないけどなぁ。

一般的に資格試験の中でも、記述試験はある。 論文は除外して、文字指定の記述式は文字数に当てはまるのものが答えになる。 自分で書くことに訓練がいるからすぐに開始されては困るというのも、どうなんだろう。 普段、答えを考えて、それに近いものを選択枠から選んでいたのを、ただ文字で書くだけ。 それほど大きな変化でもないと思うのだけど。 

社会に出ると、課題に対して自分で考えて、自分の言葉で回答する。 ネットで探し出した答えは、いつも最適な答えを出すわけじゃない。 情報を選択することだけが、回答でもない。 集めた情報をふみ台にして、新たな答えを求め出すのは自分の頭脳だ。 限られた中で答えを表現する力こそ、記述問題が求めるものなんだよね。 試験の技術じゃなく、その後社会に出るための準備だと思えば、それほど気が重くならないのでは? どうせ、いつかは必要なんだし。

記述問題が面倒なのもわかるんだけど、早く習得出来たほうが後が楽だよ。
2015.12.23
  

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2016/1/11