TOKIのわがまま

〜 第295回 〜

<2014.12.30公開>

隣駅まで歩く
2週にわたって、土曜日に電車の運行が止まるのに遭遇してしまった。

土曜日の午前中は隣の駅にある整形外科へ行っている。 股関節に痛みを感じることがあるのと、ひどくなると歩行が出来なくなるので、その対処のためにリハビリを受けているのだ。 だけど、電車が止まると一駅歩くことになる。 アップダウンがかなりキツイ道のりを、25分ほど歩く。 かなりの運動量だとは思う。

1週目は「行き」に停止していたので通院をやめることも出来たんだけど、行ってみて帰りに運行再開まで待ってもいいかなぁと、よく判らない理由で隣の駅まで歩いてみた。 あともう少しで隣駅ってところで運行再開した電車が見えて、残念というよりは、ほっと安心していた。

2週目は通院の「帰り」に遭遇。 停車している電車に乗って少し経ってから運行していないことのアナウンスが聞こえた。 確かに改札にあった時刻案内はすでに行ったはずの電車を指していた。 どうも動き出しそうにないので、雨が降り出した中、一駅間歩く。 ただ、その日はその隣駅の歯医者にも、昼から予約があった。 今考えたら、そのまま時間つぶせばよかったんだけど、それまでには運行再開しているだろうと思って、いったん自宅に戻ってしまったのだ。 再度隣駅にに行く時間には残念なことに運行再開しておらず、また雨の中てくてく歩き。 でも、隣駅に着くころに運行再開した電車が見えたんだよね。 ちょっと待ってみたら動いていたと思うと残念と思うけど、帰りには動いているってわかったから、なんかやっぱり安心したんだよ。 次の日、足が張っていて、整形外科でゆるめた筋肉が元に戻ってしまったのは残念かなぁ。 あと、その日は誕生日だったくらい?

利用している路線は比較的運休する確率が低い。 止まっても30分くらいで運行再開するパターンのほうが多いし、振替するほかの路線もないし、バスでの振替輸送も検討されていない。 また、駅間の距離がけっこうある上にアップダウンが激しいので歩くのも勇気がいる。 電車が止まってみると、いつも動いているそのありがたさをとても感じるんだよ。

多少の歩きならばなんとかなるんだけど、これが毎日ではちょっとしんどいかなぁ。 20分くらいならば、生活として毎日やっている人もいるわけだし、大したことではないのかなぁ。 駅まで近く、便利になれた体では、長時間歩くのはつらいなぁ。 アップダウンがきつくなかったら、大丈夫かなぁ? まぁ、何が起こるかわからないのだから、ある程度歩き続けるだけの体力は残さなきゃね。
2014.12.29

 

嫌なことほど
嫌だと思うことはほかの人にはしない。 小学生のことにはよく聞いた言葉だけど、なかなか実現が難しいことなんだろうなぁ。

集合住宅に住んでいると、騒音問題はどうしても出てしまう。 子供の鳴き声や走る音、親が叱る音、夜の窓の開閉や水回り、楽器の音、出せばなんでも騒音だ。 子供を育てた人が、他人の子どもの出す音に耐えられないと訴える。 なんでそこまでと思うのだけど、考えてみて、この人は前に住んでいたところで自分の子供の騒音で苦情を受けていたのかもと思った。 自分が受けた苦痛に対して、同じことをして平然と暮らしている人が耐えられないのかも。 もしそうなら、音の問題じゃないんだよね。 本当の問題が見えないと、攻撃はおさまらない。

多数であることが正しいとされることが多くなってきて、「みんながやっているから」の一言でおかしいな、なんか嫌だなぁと思うことも、納得できないまま我慢せざるを得ない感じが強くなってきた気がする。 おかしいなと思っても、おかしいといえない。 おかしいと感じることにたいして他の策があるのって聞くのは、実はちょっと卑怯。 でもそこは誰も言わない。 感は知識の蓄積からも発生しているんだけど、無意識に答えが浮かぶから「なぜ」は論理的に答えられないことの方が多い。 本当は「おかしい」と感じさせる程度にしか説明が出来ていないんだってことの方が大事なんだよ。

嫌だと思うことをさせないってのは、子供に対しては極端に出ている場合もある。 自分が子供の時に嫌だったからさせないってのが一般的。 嫌でもやらなきゃいけないこともある。 宿題のように確実にためになると思われるものかな。 でも、お菓子やおもちゃを与えすぎるのはどうなんだろう。 みんなが持っているものは持っているべきってとこもあるから、与えないってのも難しいんだろうね。

嫌なことを他人にしないために、自分が我慢しすぎて疲れてしまうこともある。 自分が嫌だと思うことについて、他の人があんまり嫌だと思っていないことは、いったん自分が我慢するのをやめてしまう。 我慢しすぎた反動で、他人の行動が許せない、ただのクレーマーになってしまうのはもったいない。 せっかくの気配りは、お互いが納得できる、成果のあることにつなげたいね。

嫌なことってお互いが納得できる状態になるのが難しいとは思うんだ。
2014.12.30
  

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2015/1/17