〜 第261回 〜
<2010.10.2公開>
伝えること |
甥っ子は、軽度の発達障害がある。 障害っていうとすごく重いイメージがするけど、そういう重さはない。 ちょっと成長が遅れている部分がある状態で、どこにでもいるような子である。 お話をするって事に少し遅れがあり、幼稚園に通いだした頃はお友達に自分の思っていることが伝えられなくてショックを受けていたようだ。 近所に年の近い子供があまりいなくて外で遊ぶことがなかったし、普段の生活では周りの大人が自分の思いを汲み取ってくれるので、あえて言葉にしなくてもよかったのも原因の一つだろう。 だけど、幼稚園3年目もなれば多少の遅れはあってもお話もできていて、お友達とも楽しく遊んでいるようだ。 一安心ってところ? だけど、やっぱり、自分の意思が充分に伝わらないこともある。 一所懸命、話をしてくれているんだけど、どういったらいいのかわからなくて、伝えることをあきらめてしまう。 そして、自分から違う話に切り替えてしまうこともある。 幼い時の思考パターンは決まっていてある程度想像はつくんだけど、大きくなってくるといろいろ思考しているようで、大人にも何を伝えたいのか、なかなか想像がつかない。 一生懸命言ってくれているんだけど、ごめん、わからん。 伝えることをあきらめてしまうってのも、気持ちはわかるんだよ。 自分自身、うまく話が出来ずにもういいやって思うことは、多々ある。 だけど、彼にあきらめてしまう癖が付くには、まだ早い。 大人側も少しねばって聞き出してあげる努力は必要なんだけど、彼から話を替えられてしまうと、もう戻れない。 なかなか、難しいねぇ。 人に思いを伝えるってことは、大人でも難しい。 自己啓発本のテーマとしてよく上げられていて、ベストセラーにもなっている。 本を読んで改善ってのもなんだか変な感じだけど、イメージトレーニングをしているって意味では効果があるのかなぁ。 最後はやっぱ実践だろうけど。 伝えることもわかってあげることも、大切なんだろうね。 |
コミック |
先日カットに行って出せれた雑誌の特集が、本とコミック。 季節柄、夏から秋にかけて本の特集を組む雑誌は多いような気がする。 内容的に、本だけの特集よりもコミックの割合が増えてきているのかなぁ。 コミック、いわゆる漫画なんだけど、通常、雑誌や文庫本などに比べると場所が狭く、店頭に並ぶものは売れ筋が中心ではないだろうか? 映画やドラマになれば売り場に並ぶけど、特に何もないものは初版に並んだ後、すぐ消えている気がする。 いいものなのか売れたものなのか、復刻版として並んでいるものもあるけど、もう一回読みたいなぁと思うものは専門店かネットで購入するか、本が読めるカフェに行くしかない? 小説を読む方が好きだけど、だからといってコミックを否定する気はない。 新聞に載っているものや雑誌の途中で漫画になっているものも違和感なく読んでいる。 たまにはコミック系のものを読みたいなぁと思っても、あまりにもシリーズが長くて買ってまで読む?って自答した際に却下しまうのも現実。 最近の動向もわからないし、そういう意味ではコミックの特集もありなのかも。 カットに行ったときのアシスタンスさんは、コミックは絶対読むべきですと強調していた。 ストーリーがあって、状況などを織り交ぜて判りやすく書くのも、絵として見せ方で描くものと、どちらが優れているのかはあたしには決められない。 読み手に思うものが伝えられるなら、どちらでもありかなぁとは思うのだ。 結局、ストーリーがいいかどうかだと思う。 今は、頭の中で想像しながらストーリーを追うよりも、ある程度イメージを出してもらっって頭を使わずにストーリーを楽しみたいってとこだろうか。 |