〜 第256回 〜
<2010.5.29公開>
仏教的カウンセリング |
「考えない練習」って本を読んでみた。 お坊さんの書いた本なんだけど、仏教の話をしながら「考えないこと」についての話とその方法が書いてある。 1回読んで、だけどあんまり理解は出来ていないかも。 メンタル系の本、心を強くするような本を読んで、たまに仏教の法話とかも読んでみたりすると、考え方が似ているような部分もあるなぁって感じることがある。 昔は主な宗教が仏教で、定期的に法話を聞くような場があって、何かあったらお寺に相談に行くってのが一般的だったのかな。 そういう意味ではお寺って一種のカウンセリングの場だったのかもしれない。 今は誰もが何らかの宗教を信仰している状態ではなく、定期的に法話なんてきくことも、相談しに行くことがない人の方が多いだろう。 不安やストレスの行き先をどうすればいいかわからないから、こころを病む人が増えているのかも。 最近はメンタル系の病院の敷居が低くなったので通いやすいんだろうけど、通院が必要なまでひどくないよってガマンしちゃうと、思っているよりも病状が進行していて、後が厄介なんだよね。 といって、友達はたくさんいてさびしくなくても、カウンセリングレベルまで気軽に話が出来る友達が少ないから、不安やストレスを抱えたままになっちゃうってのも厄介。 気軽に話が出来る、利害関係のない人ってのが必要になっているんだろうね。 といろいろ書いているんだけど、「考えない練習」によると、こうやって語ってることはある意味無駄話で「慢」という欲になるらしい。 「読まれたい」「認められたい」って欲で、それが満たされないと苦となるとか。 ネガティブなことは公には書いちゃダメって書かれているんだけど、うーん、最近よく書いてるよなぁ、、、 とりあえず、思ってもいないウソだけは書かないようにしているのはセーフってとこ? 宗教っていうと、ちょっと変なイメージもあったりするんだけど、いいとこは参考にしてもいいんじゃないってちょっと思っている。 自分の考えに近い部分てのは、逆にこれでいいんだって安心にもなるし。 適度に付き合えればいいんだよって思うんだけど。 今のところ、自分的には無宗教だし。 |
異動と効果 |
4月の組織変更に伴う異動によって、結果的に会社を去る人が出ている。 うちの会社としてはいつもよりも多い社員に対して転宅を伴う辞令を出した。 世の中ではよくあるパターンとして、不自然な異動も含まれていて、結果的に会社を去っている人がいるのも事実。 同じ仕事を特定の人が長く担当することで、知識の共有が出来ないから、定期的に異動させることで仕事の引継ぎや知識の共有化を計るって言うのは確かにそうかもって思う。 だけど、長く同じ仕事をしている人をいきなり異動させて、短期間で引継ぎって言うのは無理。 長く蓄積された知識って、そんなに簡単には引き継げない。 結果、今回の大異動によって、担当者が遠くに行ったり、退職してしまったりして、会社的にはレベルが下がっているかも。 ほんの数ヶ月だけ下がる予定かもしれないけど、これはもうちょっと長引くかも。 定年まで残り数年、ひどい場合は1年を切っている状態で他の部署へ異動ってのが、社員の中でのちょっとした会社不信になっている。 長いこと同じ部門でやってきた人なら逆に、その残りできちんと引継ぎをやってもらうのが会社のやるべきことだと思うんだよね。 新たなスキルを身に付けてもらうとかいっても、残り数年。 転宅を伴っているのって、明らかに早期退職に追い込んでるよなぁ。 転宅を伴っている人の中には、その地域でいろいろ問題がある人が含まれているって噂もちらり。 なんていうか、確かに仕事では問題があるけど、ある意味会社のムードメーカー的な存在で、周りが仕事しやすくなっているなら、これってどうなの?っていうのもあるんだよね。 成果って意味では多少問題ありだけど、他の社員の話を聞いてあげたり、心配したり、励ましたり、バックアップしていた部分て、立派に会社に貢献しているんだよなぁ。 それでも、異動が元で結果的に退職するしかなかったのは、とても悲しいことだ。 1時間に80個の製品を周りが作る中、50個の製品しか作れなくても、80個作る人たちが仕事をしやすくしているって事は、この人がいなかったら周りはもう80個作ることが出来なくなるかもしれない。 作れなくなったときには「次は自分が異動だ」なんて思うと余計にストレスがかかって能率がさらに下がるかもしれない。 成果だけで判断してしまうと、隠れた効果ってのがわからなくて結果的に会社をダメにすることもあるんだろうね。 会社としては大規模な異動に対して社運をかけているようだけど、社員のモチベーションは確実に下がりだしている気がするよ、、、 |