TOKIのわがまま

〜 第246回 〜

<2009.9.23公開>

マルさがし
病院での宿題。 マルを2つ考えてくること。 先日、2週間考えてもこの宿題が出来なかった。

マルって何? 自分をほめたり、持ち上げたりすること。 自分自身で、偉いやんとか、すごいとか思えたことを答えるだけ。 でも、意外と難しいのだ。 バツなこと、あたしってだめやんとか、いけてないなぁと思うことを意識するのは、逆に簡単な感じかもしれない。

先生が言うには、日本人として減点法的なことが多くて、ダメだと思うところからモチベーションを上げてパワーアップするという風潮らしい。 もうちょっとがんばれば、もっといいはずって思うからがんばるのは、確かにある。 今は最高、でももうちょっとがんばればもっといいかもしれないってがんばることは少ないかも。 満足しちゃうとそこで終わってしまう感じかな?

でも、これって常に自分はダメだって言ってる訳で、あんまり続くとココロも脳も疲れちゃうらしい。 脳はほめられることが好きとか。 たまにいけてるやんって思うから、バランスが取れている感じなのかなぁ。 ダメなとこしか見れなくなると、確かに疲れるよね。

宿題が出てから、マルをまったく意識しなかったわけじゃない。 これってマルかなぁって思ったら、こんな程度ではマルじゃないよ、大したことないって自分の中でバツがやってくる。 数少ない思いつきも、自分で否定してしまうから、何にも出せなくなってしまった。 仮の答えも持っていたんだけど、どうも自分的には的が外れていて答えじゃないって感じていて、答えとして言い出せなかった。

はぁ、宿題は延長されていて、ただしマルはひとつだけ。 これが出せないとどうなるんだ? まぁ、学校の宿題じゃないからねって言われてはいるんだけどさ。 ゴミを拾って捨てて、あたしって偉いっていうのを答えにしてもいいからって言ってたし、、、

いやぁ、こんなに考えるくらい、自分をほめるってことしてなかったんだなぁ。 
2009.9.12

 

フェアトレードに思う
フェアトレードの雑誌を買ってみた。

実際には通販カタログになるんだけど、見るだけでもいいかなぁと軽い気持ちだったかな。 フェアトレードって何かって言えば、貧困の地域から、そこで作成されたものを定期的に購入することで、そこの人々が安定した収入を得て、安定した生活が送れるような仕組みを作ろうってとこかなぁ。 それも、安く買い叩くんじゃなくて、ちゃんと労働に見合った対価を提供する。 技術のないところには技術提供も行っているって感じ? 団体が得た利益は、学校とかへの援助にも回されている様子。 

カタログを見ていると、製品は手作り。 ニットも機械じゃなくて手で編んでいる。 布も糸をつむぐところから機織を手作業で行っている様子。 そういうのを見ると、載っている服はお安くなっているかも。 コーヒー豆や茶葉なんかも手作業で摘み取っていて、値段的には高いかも知れないけど、これが現実的なとこかもと思うとなんか納得できるような気もする。 実際、安く売られているコーヒーの裏では、買い叩かれている生産者がかなり厳しい生活を行っているようなレポートをTVでやっていたのもみたことあるし。

貧困の人々を救おうってことだけど、雑誌を見ていて、これって日本でもあることだよねって感じた。 低所得者、働いても働いても生活がギリギリって人は増えている。 その原因ってやっぱり、安く物を得たいってことで、安くするには原価を下げる、じゃぁ労働原価も下げちゃえって、一番がんばっているところにしわ寄せが行っている。 安くてきついから辞めるってことが、仕事を得るためになかなか出来ない。 それでもより安いものを求めてしまうから、より一層生活が悪化する。 海外に目を向けるのもいいけど、国内のことも考えたほうがいいかも知れないなぁと、ちょっと思ったのだ。

で、具体的にどうしたらいいのってとこは、まだ思いつかない。 対価はちゃんと払おうってとこなのかな。 安さを求めるってことはどういうことなのかってことを、意識しておいたほうがいいかも。 安くていいものはうれしいけど、本当にそれは適正なの? 国内海外問わずに考えること。 難しいことだけど、でも少しずつ意識できたらなぁとは思う。

今回は購入する商品はないけど、フェアトレードってのを意識するってことではよかったかも。 絶対ここから購入すべきとは思わないし、そこは気にあったものがあればって感じかな。 無理に買って使用もせずに捨ててしまうようなことになるのも失礼だしね。 こういうことがあるんだってことで。
2009.9.23
  

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2009/10/12