〜 第229回 〜
<2008.8.31公開>
手で話す |
会社で2週間、インターンシップの指導を行うことになった。 だけど、彼、聾唖者なんだよね。 |
悪いことは誰のせい? |
良いことは自分の努力、悪いことは自分のせいじゃない。 今のあたしに必要な考え方らしいけど、、、 メンタルクリニックに行っていて、どうも「まじめなよい子」イメージが先行していることにちょっとばかり戸惑いがあったりする。 「良いことはラッキーなだけ、悪いことは自分のせい」そう思っているのがダメといわれた。 「他人のせいにするな」とか「責任を持て」と注意されることがあるから、普段から悪いことを自分で受け止めていない気がする。 良いことに対しては、ラッキーなだけって思うことがあるし、まったくはずれてはいるわけじゃないかも。 ただ物事にまじめに取り組んでいるかって言われると、手を抜いたりちょっとさぼってみたりすることもあるから、やっぱ戸惑うかなぁ。 自分は起こったこと全てに対して受け止めるだけの適応力がないから、無意識に悪いことは自分のせいじゃないって思うことが多かったのかも。 そうすることでなんとなく保っていたバランスが、集中的に注意されることで悪いことも自分で受け止めようとしたことで崩れていったのかもしれない。 周りで起こることが自分のせいだって感じてしまい、ただただ辛い状態に落ち込んでいった気がする。 本当に自分の責任なのはどれなのか、それすらも判断できないのは、かなりしんどい。 物が壊れたり、不調なのは、明らかに自分の責任じゃない。 だけど、自分が不調だから周りも同調して不調になるんだって思い込んでしまうから、迷惑をかけてしまったって悩んでしまう。 本当に同調させるだけの見えない力があるんなら間違いなく自分の責任なんだけど、そんなのあるわけがないし。 一瞬でも不安になったら、自分のせいじゃないって頭の中で繰り返していたのは事実。 今なら何で?って思えるけど、陥っているときには判らないのだ。 考え方を変えるとはいえ、判断は必要かもしれない。 悪いこと全てを受け止める必要はないけど、全てを放棄するのも問題。 この線引きは、ちょっとずつやっていかなきゃいけないんだけどね。 悪いことに対して自分のせいじゃないなんて、傍から見たらかなり無責任な状態になるけど、でも、ストレスとバランスを保つために、あたしには必要なことなんだよ。 |