〜 第197回 〜
<2006.11.5 公開>
「やります」がいえない |
打ち合わせの席で、誰かがやらなきゃいけない作業に対して積極的に「自分がやります」って言い出せない。 作業を誰かがしなきゃとわかっていればいいけど、そこまで把握する前に、他の方がぱっと「やっておきます」と手を上げている。 まだまだグループ作業の打ち合わせは苦手だ。 打ち合わせの後で、うまく入っていけなかったなぁと一人反省する。 もっと段取りよく作業を見極められたら、自分の出来ること、がんばれることってのがぱぱっとわかって、他の人の負担を下げられるのにと思う。 新入社員のような反省が未だ続くってのは、あんまりよくないとは思うんだけど、これが経験値の低さってとこかも。 反省しながらも、ちょっとでも前に進もうとしていれば、いつか道がひらけるかなぁ。 経験のないことがいきなり出来るってことは、あまりない。 出来ないからそのままでいるって言うよりは、こういうことも出来ていないとって、0からでもがんばってみようって思うほうがいい。 指導する側も出来ないからさせないっていうのは、仕事の緊急度よっては仕方ない。 だけど、なにもさせなきゃいつまでも出来ないままなんだから、余裕があるときには出来ないのがわかっていてもフォローすることを前提に作業をさせることも必要だなって、出来ないなりに思うのだ。 仕事を重要視するばかりで人を育てていないと、何年か経ったとき、自分の作業は手一杯、年数たったけど同じレベルの作業が任せられないメンバーのいるチームってのは、結局自分がしんどいだけだと思う。 これからは、仕事が出来ても人を育てられないなら、会社にとってもたいした価値がないと思われるような世の中になるかも。 打ち合わせの後ですいませんと反省するよりも、次の機会に「自分がやります」って言い出せるようになったほうが、上司も喜ぶんだろうなって感じる。 でも、すぐに変わるってのは無理かなぁ。 それでも、やらなきゃ自分のためにならないし。 ここ最近、新入社員並みに力量の差ってのを感じるのだ。。。 |
ルール |
ルールを決めることと、ルールを運用していくこと。 どちらも大変だけど、ルールを決めることに重点が置かれて、運用が出来ていないってことに遭遇することのほうが多い。 ルールってのは決めることよりも、運用していくことで価値が出るんだと思う。 どんなに志が高く良いルールを作っても、実情に合わないから運用されなくて、結局ゴミとなっていくのはどうなんだろうか。 これじゃまったくルールを作った意味がない。 作る側も理想で作るんじゃなくて、少しは現実を見たほうがいいんじゃない? 運用する側も、最初から守らないって態度はどうなんだろうか? せめて、なぜルールなんて出来たのかくらい考えて、使えない理由と、他にいい方法があるならそれを提示出来るようにしておく必要があるかも。 そうじゃないといつまでも、やりたくない使いにくい運用をしていかなければ行けない。 問題が起こったらルールが悪いっていうよりも、まず運用する側に責任を問われるからね。 うまくいっていないルールってのは、いわゆるPDCAってのがうまく回っていない。 作って動かすとこまでできても、それが妥当なのか、修正するとこがないのかってチェックが入らない。 おかしいと思っていても、いつまでもそのままなので、そのうちそれぞれがルールを離れて運用しだす。 本当にいいものを作りたければ、最初に決めたルールを変えることに恐れをなしてはいけない。 ルールってのは意味があって作るものだから、作る側、運用する側が意見を交わせる状態でないと、誰のためのルール?ってことになってしまう。 ルールは作っただけで終わるもんじゃないし、使わないと存在価値もない。 結果的に多くの人が幸せになるからルールとして成り立つんだろう。 一部の人の利益のためのルールなんてのは、ルールとして成り立たなくなる。 あんまりルールがたくさん出来るのも嫌だけど、価値のあるルールで運用も負担のない、誰もが幸せになるようなものだったら歓迎なんだけどね。 |