〜 第178回 〜
<2005.11.3 公開>
音もれ |
最近は根性がついたというのか、ただ単に周りを構わなくなっただけなのか、傍にいる人の音漏れが絶えられないなと思ったら、「すいません」と音を下げてもらている。 体が疲れてしんどいときはとりあえず音量を下げてもらわないと、後でどうしようもない事態が起こっても保障できない。 iPodの登場で、通勤、通学の間に音楽を聴く人が多くなってきている。 とりあえず持ち出しておけば何らかの音楽が聴けるし、重くないからカバンに入れたままでも邪魔にならない。 テープやCD、MDとやってきて、何が面倒ってやっぱりメディア交換だろう。 出かける前までにはどれを持ち出すかある程度決めておかなきゃいけないし、決めてなければある程度の数は常に持ち歩いていないと使えない。 デジタルオーディオの手軽さは、捨てがたい。 ただ、聞いている人たちは聴く音楽を厳選しているのかもしれないけど、満足した音で聞こうと思えば、車内ではどうしても音が大きくなってしまうところまで気がいかない場合も多い。 車内の雑音不意に大きくなったりするから、最大値で音量がセットされてしまう。 最初は大きいかなと思っていても、慣れてしまえば普通の音。 周りの人も、音がうるさいと思っていても注意することはしないから、本人はまったく気付かない。 やっぱり、音楽にこだわるならヘッドフォンにもこだわって欲しいなと思う。 最近では、周りの雑音をカットしてくれるヘッドフォンが、ちょっと奮発したら手に入る価格で出ている。 車内にて、周りに迷惑をかけない状態で、満足のいく音量で、音楽を楽しもうとするのは難しい。 どこかで妥協しながら聞くか、周りの迷惑を気にしないだけの覚悟は必要だ。 ただ、ヘッドフォンにちょっとお金をかけるだけで、周りに迷惑をかけないで自分の世界にどっぷりはまれるなら、安い買い物だと思うのだけど。 雑音がカットされるのがどのくらいなのかは、使ったことがないからわからないけど、ある程度の効果があるものと期待している。 あったら便利だなって思うんだけど、頻繁に音楽をもって出かけているわけじゃないので、ちょっと足止め状態。 でも、欲しいね、ヘッドフォン。 |
出社拒否? |
入社2年目の彼が会社に来なくなって、すでに3週間がたった。 最初は風邪を引いて休んでいた。 体が本調子でない状態で1度出社したのだけど、その後まったく出社しなくなった。 今は連絡もあまり入っていない状態らしい。 チラッと聞いた話では上司が自宅に伺うと連絡を入れた日に、実家から逃走したままらしい。 逃走してからも2週間近く経とうとしている。 うちのグループに配属後、彼は20歳ほど年の離れた課長と組んで、いろいろ指導されながら仕事をしていた。 彼はどちらかと言うと、ひとつのことを少しづつこなしていくようなタイプ。 課長といえば、若いうちはプライベートを犠牲にしてまでも遅くまで仕事をして、いろんなセミナーを受けて技術力をつけ、会社に身を粉にして尽くし倒せ。。。と一昔前の感覚を他人には持っているような人。 口では立派なことを言うのだけど、自分自身が立派なのかといえばかなり疑問符が並ぶ、行ってみれば、他人に厳しく自分に甘いような感じ。 最初から感覚がずれているところに、上司と言う立場で、次から次へと彼に仕事を詰め込んでいく。 最初のうちは、上司のいうことだし新人だからとがんばっていたんだけど、複数のことをいっぺんに出来るようじゃないから、作業がだんだん中途半端になっていく。 課長もそこで気付けばいいんだけど、今までの後輩指導の成功経験から彼が怠けているとしか思わない。 指導の一環といっては雑務を押し付け、何かあると責任は彼と言ってのける。 仕事上だけの付き合いなら我慢も出来たのだろうけど、プライベートまで口出しをしだした。 彼は休みには趣味で仲間とバンド活動をしている。 休日出勤も休みの日直前に言い渡されたり、直前だから組んでいる自分の予定をすぐには変えられない。 それで休日出勤が出来ないとなると、仕事のためならそのバンド活動さえやめるのが当たり前みたいなことをそれとなく何度も執拗に繰り返していた。 彼は課長といることでかなり息の詰まった状態で、なんとか接していたけど、休日には仕事からまったく離れてバンド活動をすることで、うまくバランスがとれていたような気がする。 無理をして出社した最後の時も、メーカーがユーザ会員向けに作成した冊子、全て読むには2,3日かかりそうな感じのものを休日に読んで休み明けに内容を話ししてと課長に言われていた。 聞いたあたし自身、また無理難題を押し付けていると思ったくらいだ。 確か、土曜日の朝に出社してとも言われていたのか。 心身ともに弱っているときに、いっぺんにいろんなことを言われたら、こうなるのも仕方ないと思う。 実際、体調不良で土曜日の出勤も出来なかった。 何とかして行かなきゃ迷惑がかかると思っていた休出がどうしても出来なくなったことで、何かがきれちゃったんだろう、きっと。 課長は上司にはすごく腰が低いから、一般の上司は課長を変に信頼している。 何かの機会に課長がやりすぎているとマネージャーに話をしても、マネージャーは課長も考えているはずだからと現状を真剣に考えていない。 あたし以外にも何人も同じようにマネージャーにお願いしたみたいだけど、特に変化はなかった。 多分、彼が来なくなって初めて、ことの重大さに気付いてのかもしれない。 課長は課長で、彼がどんなにいい加減で無責任かということを、いろんな上司に触れ回って、自分自身は悪くないと自己弁護をしている始末。。。 彼がいなくなって仕事に支障が出てきている時点で、彼はちゃんとやることはやっているって証明になっていると思うんだけど、上司たちがそのことに気付いてくれるのか。 とりあえずは、まだ2年目だし解雇ってことにはならないようだ。 10年以上も働いているから、1週間近く、病気だけでの理由でない雰囲気で休むってのは、何人か見たことがある。 そのまま何事もなく働いている人もいれば、出社することなくやめていく人もいる。 出社したら、異動になるのは仕方がないかな。 でも、今の状態で課長と顔を突き合せるのは、あまりいいことではない。 課長は異動になったら彼に対して甘いというが、代わりに課長がどこか遠くへ異動することを考えてはいないだろう。 正直、課長よりは彼の方が損失は多い。。。 と、ここまで書いたものの、課長とはあたし自身もかなりぶつかっているほど、相性は悪い。 部下の指導の点でも、やりすぎとか自分の襟をまず正しなさいと意見したことがあるんだけど、結局何の効果もない状態。 最後の出社時点でやりすぎって思ったときに意見できていたら、彼の気持ちもちょっとは救えたかな、なんてと思うと、なんだか後悔してしまう。。。 誰も何も言わないってことは、課長の意見が正しいととるか、無関心なのか。。。 結局、組合に彼を助けてとメールするしか、あたしには出来なかったんだけど。。。 |