〜 第165回 〜
<2005.5.4 公開>
文房具 |
鉛筆や消しゴム、ノートやカラーペンなど、これら文房具との付き合いは長い。 だけど、社会に出るとこだわって使うということが、学生の頃と比べてみるとかなり少なくなっている。 会社にもよるのだろうけど、会社で使用する文房具は会社で支給されたものであることが基本にあり、個人的なものを使用する必要性がない。 キャラクター性の高いものをお客さんの前で使用して不快感を与えたり、信用を落としたりするのを防ぐためなのだろう。 会社向けの備品カタログをみても、なんだかなぁ、普通すぎて。 逆に安っぽすぎるものもあるんだよね。 今までは気にもしていなかったんだけど、最近は自分のこだわり、というか自分が使って楽しい物を使いたいと思っている。 さすがに会社に入ってかなり経っているから、オンオフでの使い分けってのもわかっているはず。 お客さんの前でも使えるもので、使っていて楽しいものを探しにいくのは、全てそろえるまで時間はかかるかもしれないけど、それなりに楽しいかもしれない。 でも、大人が使える、お気に入りのものは見つかるのだろうか。 パソコンでの仕事が増えて、文房具を使用する機会が減っている。 使用する人が減ると、選べるものも少なくなってしまうのは仕方がない。 それでも、こだわりのものが見つかる人がいるのだから、最初からあきらめてしまう必要もない。 別に高級品でなくてもいい。 こだわりがあるから、使っていることが楽しいし、それに伴っている仕事にしても勉強にしても楽しいって、多少のプラスがあるって思う。 実際、好きな筆記用具でチェックしながら勉強していると、よく頭に入っていくるような気がするんだけど。 まぁ、ゆっくりと集めてみましょう。 |
中身はすぐに変えられない |
昭和から平成になって、20世紀から21世紀になって、変わったのはまだまだ名前ばかりで、中身が昔のままである部分は多くある。 変わらないことが悪ではない。 いいものはそのまま継承されていけばいい。 ただ、悪いところはどんどん変わっていく必要はある。 公務員問題にしてもJRの事故にしても、一昔前とは違うふりして大事な部分が変わっていないから、いまさらながら世間からバッシングを受けている。 ひとごとでもなく、自分の会社自体も変わったのは名前や偉いさんたちの顔ぶれだけで、中心的なところが何一つ変わった印象がない。 企業病と言ってしまえばそれまでかもしれないけど、それに振り回されている社員やお客さんは堪ったもんじゃない。 それぞれが目指しているものが目に見えてわかっていれば、何がよくて何が悪いのかなんてことがはっきりしていて対策が取れるはず。 だけど、今企業を動かしている団塊の世代って方たちは、どちらかといえば上司に言われたことをこなすのが仕事と教えられ、自主的に行動を起こすなんてこと、特に上司に反発することは出来なかった。 目先の仕事のさばき方は上手だろうけど、いまさらながら、先の目標を持って行動するってことがなかなか出来ないのではないだろうか? 彼らの、目標が見つからない、目指すところがあいまい、とりあえず過去を継承さえしていれば何とかなるだろうってのが、今の企業の問題の本質的なとこなのかも。 問題が起こっても、なぜ?ってところでとまっているような気がする。 ただ、上司にも見えないものは部下にもわからない。 部下から見て間違っていることはわかっていても、上司に言ったところで理解させることが難しいから、疲れてしまって忠告すらあきらめてしまう。 問題点を挙げたところで今上手く言っていることを変えるのは嫌がられる。 全ての人がわかってくれない人ではないけど、ちゃんと先を見ている人ってのは割合的に少なく感じる。 わかってくれる人がどれだけいて、社内でどれだけ勢力があるかってのが、その会社の実力をあらわしているって気もする。 問題があらわになっているだけ、まだましなのかも。 かなりの会社で、問題が問題として挙げられずに処分されている。 ウミは出せるときに全て出しきることが、企業としての未来が明るいと思う。 最初はつらいし、いつ終わるのかわからない状態にだってなるだろう。 でも、これでよくなるんだって思えるんだったら、多少の我慢は出来る気がする。 それでも、体質が変わらないなら、そこはそれまで。 もう会社のことは考えないで、自分の将来をさっさと決めたほうがいい。 今の時点で問題があがらないところは、本当に上手くいっているか、体質が古すぎるのかのどっちかだろうね。 それを見極めるのは、自分しかないんだけど。 |