〜 第148回 〜
<2004.8.8 公開>
統合ブーム |
世の中、統合ってのが流行っているのか知らないが、ここのところの話題は統合に関することが多い。 景気がいいときにはいろんなことが拡大して、悪くなるとだんだん収縮、統合されていくのが経済ってとこでは常識みたいなことも聞く。 すんなり「一緒にがんばりましょう」って物事が決まればいいんだけど、周りに存在する関係者の利害関係によってなかなかうまく進まないことが多い。 今の話題の野球にしても、銀行にしても、少し前の化粧品にしても、本人たちが困って取った行動なのに、周りの力によってなかなかうまく進まない。 ダメ出しするなら、存続できるようにサポートできる状況、資金援助するとか、規程を変えてみるとかすればいいのに、そういうのは出てこない。 統合もある程度進んでしまうと、顧客から見て選ぶということが出来なくなる。 たくさんの選択枠から選ぶのも大変だけど、少なすぎて選べない状況ってのもあんまりうれしくない。 組織は大きくなると小さなニーズってのを切り捨てることが多い。 顧客主義とはいえ、小さなことにはお金をかけたがらない。 力の弱いところはもっと顧客主義に徹底していけば、自力でなんとかやっていけるんじゃないのとちょっと思ってしまう。 会社体質が旧式なところは、なかなか難しいかもしれないけど。 でも旧体質にしかなれないなら、今後の発展ってのが苦しいかもしれないし、ここで消えるのは仕方ないのかもね。 あたしにとって今のところ困るのは、とりあえず銀行問題くらいかな? 存続できるのなら、どこと統合されようがとりあえずは構わないと思うんだけど。 なくなってしまうよりは、いろんな手続きを考えるとましでしょ? |
自己啓発 |
自己啓発って、まぁ自分の知識を増やすような勉強とかのこと。 こういうのが会社の評価システムなんてのに入っているけど、評価に入れるようにしないとそれぞれが勉強しない状況って、評価するだけの価値があるのだろうかとちょっと思う。 どんな形にしろ、個人的能力が伸びたってことは会社にとってプラスになるだろうって判断みたい。 それが、本人の意思じゃなくて周りから強制されたものであっても、本人にとって自己啓発するきっかけになって、今後強制されることなく自己啓発が出来るようになるんだったら評価のしがいもあるだろう。 だけど、強制されたときにしか出来ないようなら、それは本人の価値としてどうなんだろうか。 力があるのに、それを伸ばすことを自分から放棄している状態で、無理やりでしか力を伸ばせないなら、そこに力をかけるのは無駄なような気がする。 評価に入れるなら、それが自主的に行われたものか、他からの圧力のよって行われたものかまでは判断に入れて欲しい気がする。 同じように思われてしまうと、自主的に行っているのがなんかバカらしくなってくる。 結果は一緒でも、その過程が違えば評価ってのは変わる必要があると思う。 自主的に出来ない状態で知識を付けてそのことで昇進していっても、所詮自主的に考えられないのだから、あんまり価値があるように思えない。 あんまり自己啓発を高く評価すると、仕事を適当にやって自己啓発にばかり力を入れるような人も出てくるだろう。 ひどい人になると、仕事は余りせずに会社のお金で知識を得ようとしてくるかもしれない。 そうなってくると、本来会社のためといっているものが、会社のためにならずに終わってしまう。 会社のお金で知識を付けさせてじゃぁこれからってところで、付けた知識をネタによそへ転職なんかされたら会社としてどうなんだろうか? やっぱり、自己啓発はあんまり評価の中心に入れるべきではないと思う。 参考程度のもので構わない気がする。 勉強するかしないかは本人次第。 環境は作っても、利用するかは本人次第。 上からの指示とか、強制ってのは必要ない。 |