〜 第141回 〜
<2004.4.18 公開>
雑学 |
誰もが知っていることでないことを知っているっていう状況は、ちょっとうれしい感じもあったりする。 でも、雑学ブームというのか、テレビを通してまで流されてしまうと、うれしい感じもだんだんとなくなってしまう気がする。 そりゃいままででも雑学の本ってのは存在して、これ知ってるって感じの雑学は広められてきた。 でも、本ってのはわざわざ読む人がいないとそれまで。 テレビは何気にチャンネルを合わせれば見る気がなくても情報は得られてしまう。 本で出るよりも広まり方ってのは大きい。 どれだけの人が知っているか関係なく、雑学は雑学。 だけど、そういうのってなんで知ろうとするのかって言えば、知らない人がいてこそなのかもしれない。 だからあんまり大きく取り上げられるとなんだか興ざめみたいな感じがしてしまう。 一生懸命覚えるものでもなく、知らなくても支障はない。 知りたい人が知っていればいいってものだとは思う。 嫌いじゃないんだけど、ここのところの盛り上がりには乗る気になれない感じがする。 やっぱ、これ知ってる?ってのが、楽しいって思うのだ。。。 |
責任はどこ? |
イラクで日本人が拉致されて、なんとか解放されることが起こった。 彼らはボランティアや報道の仕事としてイラクに入った人たちである。 これからも活動を続けたいという彼らに対して、自分勝手だとか、これだけ心配をかけたのだからいいかげんにしろといった非難が当然のようにあがっている。 自分たちが大変であっても、でもやっぱり人を助けたい、何とかしたいと思って行動するのはボランティアの基本じゃないだろうか。 誰かがやってくれるのをただ待つだけではなく、そんなことよりもまず行動に移しているのが本来の姿かなとか思ったり。 だから、彼らの言葉は当たり前のように出て来たものものだと思う。 明らかに危ないイラクに入る時点で、ある程度の覚悟はできていたはず。 国がらみのことで危険な目にあうってのは範疇になかったのかもしれないけど。 半端な気持ちでやっていることじゃないから、こんなことではやめられないと思う。 報道にしても、国からもらう情報では不十分だと思うから、いろんなメディアから真実の取材のために人が入る。 危ないから近寄らない、国から与えられた情報だけで納得できるってメディアはどれだけいるのだろうか。 大抵、国から入る情報は、政府にとって都合の悪いものは省かれていることが多い。 だから、真実の情報を知りたいと思う人はたくさんいる。 知りたい人がいるから、人は危ないところでも入っていく。 で、渡航禁止にしたとしても、裏ルートを使ってイラクに入る人は現れてくるはず。 そういう人を減らしたければ、彼らが望むことを国自ら行うことだろう。 ボランティアでなんとかしなくても安心して任せられるくらいの援助とか、良くても悪くても情報がちゃんと入ってくるような体制であるとか。 安全になったといっていたり、安全じゃないといっていたり、その場その場で言葉も変わってしまうから、なんだか信用がならない気もする。 国がやっていることで身に危険が増えたのに、国から自己責任がどうのこうのと言われるのって、なんだかなぁ。 ここぞとばかりに日ごろの不満をぶつけているような感じもすこししたりして。 これが英雄的な事だったら、扱いがかなり変わっちゃうんだろうね。 結局のところ、根本的な意識が違うから、どっちが正しいってものでもない。 あたしの気分としては、「こっちも遊び半分でやってんじゃないんだから、文句があるならあんたがしっかりやってよ!」って感じなんだけど。。。 ボランティアに走るってことあたしにはなかなか出来ることじゃないしね。 |