TOKIのわがまま

〜 第129回 〜

<2003.10.26 公開>

情報処理の小論文
なんか寝不足な感じで、今年も秋期の情報処理試験受けてきました。 去年と同じアプリケーション試験を去年と同じ会場で。 眠気と戦いつつ、なんとか最後までがんばってみました。 

今年のアプリケーションの試験は、去年の「調子良いじゃん!」ってのとは違って、ちょっと手ごわい感じ。。。 一部では今年は簡単だったとも言われているみたい。 まぁ、流行の仕事をやっている、または中心に勉強している人には簡単だったかもしれない。 でも、昔からあるような大きなコンピュータを相手に仕事をしている人には、ちょっと壁が高い気がしたんだけど。

試験自体、午前の選択問題と午後Tの記述問題はがんばって何とかなる程度のもの。 うるおぼえでも、問題を見ていればなんとか合格するだけの正解には到達することが出来る。 でも、午後Uの小論文は、なかなか難しい。 3問のうち1問選択して書いていくんだけど、3問ともかけてどれにしようっていうのならまだしも、あたしの場合、かけるのはどれ?って感じで、最初から1問に限定されてしまう。 

この1問も、実際に仕事で経験していれば何とか内容を膨らませながら書き進められるのだけど、 まったく知らない世界だったら即アウト。 開発の依頼から入って設計、開発、テストの手順で作業をしたことが何回かあるので、その中のものをなんとかそれっぽく書いていくことは出来るんだけど、全体を通しての開発経験がない人だと問題次第では何も書けなくて、かなり戸惑ってしまうと思う。

でも、これって、テーマが決まって書くネタがあっても、受からない。 2時間という時間の中で、問題中の質問3つに答えなきゃいけない。 1つ目が800文字以内、合格ラインといわれているのが700文字以上。 2,3つ目の質問はあわせて1600文字以上、合格ラインといわれるのが2400文字。 普段キーボードを使い慣れていると、ペンを握って3000文字以上のものを書き上げるのはかなりきつい。 この文字数ってのも曲者で、空白マスを省いて計算されるそう。 いくらたくさん書けても、空白がいっぱいあると規定文字数より足りなくなってしまう。

それに文字を構成しながらひたすら書きつづける必要がある。 問題を事前に予測して、丸暗記してくるなんてことは、何パターンもある問題ではなかなか難しい。過去の傾向で予測できても、まったく同じなんてことはなかなかない。 結局はその場で構成を考えていくしかないのだ。 文章力もいるし、筆記速度も必要。 ただ書いたらいいものでもなく、文字の読みにくいものは減点になるとか。 きびしい。。。

結果はまだでないけど、多分今年もダメでしょう。 小論文が今考えても反省するところがいっぱいある。 文字は2,3つ目の質問で2000文字を少し超えたくらいか書けなかった。 書き足すにも残り時間はわずか。。。 もうちょっとこの質問の回答はこう書けたらとか、試験の終わった時点から反省ばかり。。。 小論文としてとりあえず完結までいっただけましなのかも。 大抵は2つ目の質問で手間取って最後までは書けないらしい。。。 

去年の試験の時点で小論文がカギってわかっていたのよ。。。 でも、ぜんぜん練習してなかったから。。。 あー、来年も受ける気あるんだろうか。。。
2003.10.25

 

成果主義って
仕事の評価を判断するのに成果主義ってのが導入している会社が多くなって、でも、運用がうまくいってない場合が多いらしい。 

成果主義ってのは、それぞれ上期下期ごとに仕事の目標を立てて、それがどの程度出来たかで評価して、お給料や賞与を払いましょうってもの。 10冊の本を読むって決めて実際何冊読んだかで決めるようなもの。 この目標ってのがかなり曲者で、仕事によっては決めたことがまったく出来ないこともある。 たとえば、春頃に今年は暑い夏になるそうだからクーラーを1万台売りましょうって決めても、実際冷夏で3000台しか売れなかったらこれは目標を達成していないから成績は下げますってもの。 他のメーカーがたとえ2000台しか売れなくてそれよりもたくさん売っても評価されない。

実際の仕事では、この目標を立てたものだけをやっていればいいこともなく、他の仕事が大きくなって目標を立てたものがうまく進まなくなることがある。 ここで目標設定を入れ替えてくれたら良いんだけど、そうそう変更されない。 変更することは、目標を最初から達成する気がないという評価にもなってしまう。 だからといって、目標以外のことはしなくて良いって事でもない。 評価されない仕事が大きくなるにつれて、目標としたことが出来なくなってしまい、やる気も失ってしまう。 本来、やる気を出すための目標設定なのに。。。

もともと成果主義を取り入れ始めたところは、それぞれが今するべき仕事ってのがきっちりと決まっていて、その範囲外のことをすることはないらしい。 日本ではするべき仕事は決まっていても、その範囲外の仕事もやって当たり前ってところがある。 自分のことしかしない人は目標にだけ向かっていれば成績は上がるけど、その他の仕事もやりこなしている人は、足を引っ張られるか、目標しかしなかった人と同じ評価にしかならない。 なんか、矛盾している。

最近は仕事の経緯も見るようにしましょうって動きがある。 先ほどの冷夏のクーラー販売も、冷夏であったこと、他社より販売数が多かったことなんかが評価として反映されるらしい。 他の仕事もやりこなしたってことも、評価してもらえる。。。はず。 実際に評価されて見ないとわからないのだけど。

今の評価制度は、ホームランバッターにしかいい評価が出ない。 ホームベースを踏んだ人にしか評価が行かないから、犠牲フライやバントでは自滅するだけ。。。 他の人へのフォローをどれくらい行っていて、それがどの程度会社に貢献しているのかってのもちゃんと評価してほしいって思うんだけど。 下で支えている人をないがしろにしていると、離れていってしまったときになってとても困ってしまうんじゃない?

人の評価って難しいと思うけど、でも、見るべきところはちゃんと見てほしい。 工場で流れ作業で作られた製品じゃないんだから。。。
2003.10.26

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2003/11/15