〜 第124回 〜
<2003.8.16 公開>
バグは仕方ない |
プログラムのバグをちゃんと直せ!と怒ったユーザーが、コンピューターウィルスを作って某サイトを攻撃したとか。 プログラムを作っている以上、バグと対面することは何度もある。 単純であきらかに間違いがなくても、ちょっとした設定のミスでうまく動かないこともある。 あたしが会社で使っている汎用機って多きなコンピュータは、同じメーカーに統一して作られていて、パソコンのようにたくさんある他のメーカーものが組み合わされてるからうまく動かないことがあるなんてことは、ほとんどない。 だから、プログラムをちゃんと作ればバグをある程度減らすことはある意味簡単なのかもしれない。 だけど、サーバーなり、パソコンなり、同じように動いていても環境が異なってしまうものは、環境ごとにテストがやりにくいため、環境が原因のバグは発生しやすい。 時間の関係などで一部の環境でしかテストを行わない。 また、環境以前に、ソフトの機能が増えて、すべてのパターンをテストするのも難しくなっている。 バグが当たり前になってしまって、多少のことには目をつぶっているのが現状かもしれない。 だけど、環境に関係なく、明らかなバグがわかったなら、その度になんらの手は打ってほしいと思うのはわがまま? メーカーとしてはいろんなバグをまとめて修正して、バージョンをちょこっとあげているのが現実。 動きがおかしいと思っていても、バグ修正が発表されなかったら、ユーザーはおかしいまま使い続けなくてはいけない。 致命的なバグの対応は早いけど、たいしたことがないと思われると後回しになっている。 プログラムのバグは仕方ない。 使用する人の大半に影響がなければバグは無視してもいいなんてことをいう人もいる。 だけど、たいしたことのないものはどうでもいいって態度は、メーカーの傲慢さじゃないのだろうか。 バグが発生しにくい工夫はできるはず。 シェアが多いから、バグの対応が多少遅くてもユーザーがついてくるなんて甘えていると、痛い目にあうと思うのだけど。 バグは出さないに越したことないと思うのだ。 |
電気の恩恵 |
アメリカ・カナダでの大停電、1日がかりでなんとか復旧したとか。 この日、流れるニュースの大半はこの停電のことばかり。 地下鉄が動かないから、道には歩いて帰る人があふれていて、車もスムーズに動けない。 緊急時のバッテリーでさえ、この長時間には歯が立たない。 自家発電装置を持っているところも、完全には電気をまかなえているとは思えない。 自動化や電子化が進んで、思わぬところに影響が出ているよう。 ホテルの鍵がコンピュータで管理されているから、部屋までたどり着いても中に入れなかったそう。 水も電気で吸い上げているから出てこない。 テレビやパソコンで情報を入手するのに慣れてしまって、電気がないと使えない。 ラジオで情報を得るにも、オーディオセットはあっても、電池で動くものが周りになかったりしている。 電話が生きていても、電話も電気で動いていたりコードレスだと使えないとか。 街の高層階に住んでいる人は下に降りると、もう戻れない。。。 長い停電ってのは経験したことがないから、深刻さはニュースでなんとなくしかわからない。 当たり前のように電気があって、何も考えないで使っている。 夏至の日に明かりを消しましょうってイベントがあったけど、 それでもそのエリアすべての明かりは消えなかった。 関東では電力不足になりそうだから省エネをしましょうって言っていたけど、いったいどこまで省エネになったのだろうか? 電気は空気のような存在になってしまっていて、そこにあって当たり前、ないなんてことは考えられない人のほうが多いと思う。 携帯やテレビがないと生きていけないと答える人が多くなっていく中で、同じように1日停電したらどうなるのだろうか? それでも生きていけるってわかってもらえるのだろうか? 年に何回か、3時間くらいの停電を訓練代わりに行ってみるのもいいのかもしれない。 仕事に影響が及ぶかもしれないけど、それも訓練のうちではないのだろうか? と書きつつ、ラジオをつけっぱなしでパソコンに向かっているあたしは、電気の恩恵ってちゃんとわかっているのだろうか。。。 *<2003.8.31> 先日、落雷ために数分間停電した。 今までにない真っ暗さで、どこにないがあるかわからないから、懐中電灯の場所を当たりをつけて手探りで探した。 停電くらいなんとかなるさって思っていても、実際に起こるといろいろ不備があったりする。 本当に真っ暗になると、何も見えないから準備していてもすぐには役立たない。 なんだかなぁ。。。 |