TOKIのわがまま

〜 第116回 〜

<2003.4.13 公開>

 

野菜
野菜はどっちかって言えば苦手だ。 キューリやトマトは何とも無いから、まったく体が受けつけないって訳でもない。 

それでも、会社に入ってから、体調が悪くなったり、口内炎がひどくなったりすることが増えてきたため、気休めかもしれないけど、以前よりは野菜を食べるようにはなった。 それまで自分からは食べなかったサラダも少しは口にするようになったし、外で食べる時も野菜系を取るように心がけている。 

本来なら野菜不足を野菜ジュースで補うんだろうけど、野菜ジュースって野菜嫌いの人には本当に飲みにくい。 果汁を混ぜて飲みやすくしていても、後味に野菜独特の青臭さみたいなのがあって、ちょっと憂鬱になる。 実際飲めばなぜか気分が悪くなる。 それでも以前に比べて味はかなりマシにはなっているんだけどね。 うまく選べば、大丈夫な野菜ジュースはあるんだけど、出会うまでに失敗が続くと、再チャレンジするのには勇気が要る。

ここのところ、体調がなんか良くない感じで、なぜか夕方になるとトマトが食べたくなったりした。 貧血っぽいし、血−>赤−>トマトみたいな感じで、トマトが食べたいのかなぁと思っていた。 でも、どうやらトマトには疲れに良く効く成分があって、体が必然的に欲していたみたい。 体は自然に今必要なものを得られるように、信号を送っているみたい。 サプリメントで手軽に補充するんじゃなくて、ちゃんと野菜からってのがなんかすごいかも。

体が最後に頼ってしまうのは、肉でも魚でもなく野菜かもしれない。 メインのおかずでもないのに体にはやさしく良く効く。 目立たないけどちゃんと役に立っている。 ちゃんと感謝しなきゃ行けない感じ。

野菜って。。。すごいね。。。
2003.4.13

 

無秩序
秩序がなくなったから、無秩序。 無秩序の状態なら、何が起こっていても仕方の無いことなのだろうか? 無秩序の状態でも、今まで通り変わらず状況を維持していくこともあるのに。

イラク戦争で、指導者がいなくなって無秩序の状態に陥っている。 一部の人は金品の略奪へと走っている。 今まで押さえつけられていたものが一度に溢れ出したからとはいうものの、後先考えずに、たとへ人を傷つけてでも手当たりしだいに襲撃している。 今まで我慢していたからといって、関係の無い人に危害を加えるのはどうなんだろう。 命を守る病院までも襲うことは無いと思う。 それって、結局消えた指導者と変わらないような気がする。

戦争だけでなく、地震などの災害であっても、一時的に無秩序な状態に陥ることは多い。 苦しい時でも助け合いましょうってのは、なかなか難しいよう。 どんな宗教を信じていても、どんなに良い教えがあっても、生命的な危機に陥るとそんなのあってないようなもの。 まず自分が生きることが優先されて、その為には何をやってもかまわない、どうせ無秩序な状態だったのだから、あえて罪に問われることは無いと考えているよう。 

秩序ある生活に戻った時、何も無かったように戻れるのが不思議な感じ。 我先にそこらにあるものを奪い取っていた人が、ただの良い人にもどっていたりする。 こんどまた無秩序な状態に陥ったらと思うと怖い感じがする。 でも、生活していくので精一杯だったらそんなのどうでも良いことなのかも。 その時はその時でなんとかやっていけるのだろう。

阪神淡路大震災の時に、略奪が起こらないのを不思議に思っていた海外の人々は多いらしい。 誰が言ったでもなく人々が集まって助け合っていく姿が信じられなかったとか。 誰もが信仰している宗教があるわけでもなく、ばらばらな人々がまとまって行動するのは、やっぱ国民性なんだろうか。 誰かと一緒であることや、常に誰かの目を気にしているから、あんまり悪いことには走れないのかもしれない。 でも、まったく悪いことが無かったわけでもないんだけどね。

これは教育レベル的な問題ではない。 個人ってものが確立されているほど、秩序が壊れた時には怖いのかもしれない。 生きるためにはまず自分の生活を確保して行くことがまず最優先される。 みんな一緒に仲良くなんてのは、彼らにとっては子供的な考えかもしれない。 でも、あたしは子供的考えの方でいい。
2003.4.13

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2003/04/26.