〜 第112回 〜
<2003.2.16 公開>
好奇心と行動力 |
いろんなことをやってみたいと思ってはいるんだけど、なかなか前に進まない。 行動力がないのが1番の理由。 けど、いろいろ湧き出す好奇心の中で、まずこれからってのを絞るのにも時間がかかっている。 選びに選んだ物が既に興味を失ってしまったものだったら嫌だなぁと思うと、またまた悩んでしまう。 長い間悩んでいるものは本当にやりたいことなんだから、そこから始めれば良いのに往生際悪くまだぐずぐずしている。 これからの人生に大事なものでもなかったりするのに、大きく考えすぎてしまっているのかも。 時間とお金をかけるんだから、少しでも自分にとってプラスにならなきゃって思ってしまっているところがある。 途中で挫折したくないし、何にもならなかったってのもちょっと不安。 年が増えるにつれてより一層不安な気持ちが大きくなって邪魔をする。 若い方が行動力はあるってのは本当かもしれない。 湧き出す好奇心って、世間の流行りに流されているものもある。 そんなのは、ちょっと間を空けてから始めたほうが良いと思う。 本当にやりたいことではないこともあるし、教えてもらうところ自体がいい加減だったりするから。 とりあえず経験しとけってなら、そのまま突っ走ってもいいんだけど。 単なる趣味を広げるものか、手に職をつけるものや何らかの資格を取るものか。 迷ってしまうものって方向性がばらばら。 すべてをかなえるにはお金がかかりすぎてしまう。 でも、このままぐずぐずしているとまた年が増えて、行動力が無くなってしまう。 いろんなものに興味をそそられるのは良いけど、何にも始められないのはちょっと問題。 他人には強気な分、なんか、情けないね。 |
まず楽しめ |
何かをやる以上には上を目指すか、結果よりもやっていることを楽しむか、人それぞれ。楽器をやっていた時、誰よりもうまくなりたい人もいれば、楽器を演奏することが楽しい人もいた。 向上心のある人の中には、向上心もなくただ楽器を演奏している人が許せないらしい。 音を楽しむ前にうまくなることのみを強要されることは、演奏さえ出来たらいいって人にとって、居づらいし楽しくもない、つまらないものになってしまう。 まず最初に楽しいかどうかってのがあって、そのうちうまくなりたいって気持ちが出てくるのが自然な流れ。 向上心を持ってしまっている人にとっては、まだ向上心がない人はもどかしい存在なのかもしれない。 だからといって、うまくなることを強いるのはちょっと間違っていると思う。 結果を急ぐあまり、楽しいと思う気持ちまで潰してしまってはいけないと思う。 うまくなるともっと楽しいよって思わせるように持っていかないと。 現実は言葉よりも難しいことだろうけど。 だけど、やっぱりトップを目指すよりも、現状で満足だって思うことはある。 自分自身、英語のラジオをすこし聞いてはいるけど、もっと勉強してぺらぺらになるんだっていうよりも、英語にちょっとだけ触れていたいかなぁってくらい。 すべてを吸収してやるって気持ちはないからそれほど向上もしていない。 本当に特技よりも趣味的なもの。 結果を要求したり、自分に課してしまうと続かないかも。 向上心が強くて、でも思うようにうまく行かなくてダメになる人は、かなり自分にきびしいか、楽しむことを忘れてしまっているのか。 なんか、もったいない気がする。 結果だけがすべてじゃない。 別に下手でもかまわない、楽しいのなら。 だけどつまらないと思って続けているなら、さっさと辞めてしまえばいい。 せっかくの時間がもったいない。 もっと楽しいことを探すことに時間はつかわなきゃ。 楽しいと思うことは、そんなに急がなくても自然とうまくなると思うよ。 |