〜 第１０４回 〜
＜2002.10.14 公開＞
| 美化都市 |
| 歩道側のわずかばかりの空き地に花が植えられている。 ボランティアで花を植えて育てている人たちがいる。 何もない殺風景なところが、小さな花があるだけで少し華やかな感じになる。 花を植えてきれいにしようとしている一方で、道の脇に育てられている小さな木の間に、ばれないようにいくつもの空き缶やゴミくずが隠されている。 パッと見ただけでは判らない。 いくらきれいに見えても、空き缶やゴミくずが目に付いてしまうと、なんだか気分は憂鬱になって行く。 地下鉄の出入口にペンキでの落書きが沢山あった。 毎日そこを通るたびなんだか憂鬱な気分になってしまう。 だけど、ある時、壁に似た色ですべて塗りつぶされていた。 明らかに不自然なんだけど、でも、落書きを見るたびに憂鬱になっていたのが、すっきり消えていた。 ばれなきゃいい、今が楽しけりゃいいと思ってやっていることが、人を憂鬱にさせている。 その一方で誰かに指示されたことでもなく、自分から良くして行こうと動いている人もいる。 自分はそのどちらでもなくて、だからといって、今の状況がいいとは思えない。 ゴミを捨てる人やむやみに落書きをする人たちを捕まえて、自分たちで元のきれいな状態に戻させるのが一番良いと思うんだけど、それですべてが反省するとは思えない。 逆切れ起こして、人の後始末までさせられるなら、もっとやってやれって思う人もいるかも。 それでも、しないよりはマシ。 一人でも考え方を変えてくれるなら、罰金だけでなく、社会奉仕としての厳罰も有効だと思う。 街がきれいだと、気持ちも楽しい。 汚れていると気分は憂鬱。 行政にまかせて何とかしてもらおうって待っていたら、何にも変わらない。 大きなボランティアは出来なくても、自分の身の回りからきれいにして行くことは出来るだろう。 まずは出来るところから。 |
| 証明写真 |
| 試験に写真が必要なため、何年かぶりにインスタント写真で証明写真を撮った。 撮りなおし機能があるというのは聞いていたけど、今回が初めて。 だけど、撮りなおし機能を使った割には出来の方はいまいち。 疲れてるときに撮ったのはちょっとダメかも。 それなりにお金はかかるのにね。 パスポートだと、ちゃんとした写真屋さんが取ったほうが審査に通りやすい。 写真の出来にも問題があるんだろうけど、前髪の長さや顔の向き、わかりやすさなど細かい条件があるみたい。 下手に微笑んでいるものもダメらしい。 顔が判別できたらそれでいいのにと思うのに。 自分で撮影すると、どういう風なのがいいのかわからない。 まっすぐ前を向いているつもりでもちょっと斜めに傾いていたり、襟元がなんだか決まっていなかったり、微妙に髪の毛がはねていたり。。。 表情はどうしたら良いのだろうとか、目線はどこに向けているのが良く写るのか。。。 考えていると面倒になってきてぱっと撮影ボタンを押してしまうから、結局中途半端な出来になってしまう。 それでも、上手に撮影してくる人もいるんだろうけど。 昔は撮るのが面倒になってしまうと、前に撮ったものを流用してたりしてたんだけど、さすがにそこまで前のものは今更使えない。 国家資格でもないのに写真がいるのも変だなぁと思うけど、世の中には資格が欲しいために、受験を他人に受けさせてあたかも自分ががんばって取ったように装う人もいる。 写真があっても整形して受けられてたらわかんなと思うんだけど、さすがにそこまでする人はいないか。 気に入らない証明写真は憂鬱。 就職試験なんかには使えない。 合格証書や資格証明書に写真の使われないものくらいにしか使えない。 昔のインスタント写真って4枚なら4回撮影したから微妙に良いものが選べたけど、今は1回なのでちょっとなぁ。 同じ枚数なら1回勝負か4回撮りかも選べた方がまだ楽しいのに。。。 しかし、この写真．．． |