〜 第93回 〜
<2002.5.5 公開>
思いつき |
「アイデア」といってしまえば想像力豊かでとてもおりこうさん的なイメージがあるんだけど、有益なものってほんのわずかであって、残りのものは役に立たない。 役に立たないものの中には、本当にくだらないものまでが存在している。 「なにかを考えなさい」と言われて机に座っていても、思いつくものは数が知れている。 必死になればなるほど頭が回らず何も出てこなくなってしまう。 新しいものを考えたければ、新しいものを吸収するしかないかも。 毎日の生活のリズムをちょっと変えてみる、通勤経路を変えてみたり、寄り道してみたり、通りすぎてしまっている場所で一旦止まってみるとか。 アンテナがうまくはれていれば、きっと必要なものがひっかかってくる。 あたしの思いつきは、実効性が無いものが多い。 自分の力で思いついたものを作り上げることが出来ないと思っている。 後で考えたらつまんないものだったりすることも多い。 アイデア商品とか珍商売を考えている人って、すごいのかもしれない。 思いつきは自分の中でしまっているより、恥を掻いてでもバンバン発表していけばいいのだろう。 その思いつきが良いものか悪いものか、結局は他の人が評価することがおおいのだから。 そのうち当たればラッキーかも。 暇な時だったり、現実逃避に走ってしまっている時には、いろんなことを思いつく。 考えている間は現実を越えてしまっていて本当、自己陶酔の世界かも。 だけど、思いつくタイミングが予知できないからメモも取れずにそのうち忘れ去ってしまう。 とりあえずは頭で考えたことがそのままコピー出来るものが欲しい。 |
我慢 |
我慢、忍耐って今の世の中から消えて行っていいものだろうか。 やりたいことをして、欲しいものは簡単に手に入る。 そんな生活を送ってきたら我慢することが他の人よりも難しい。 欲しいものを手に入れるためには手段なんか選ばないから、遊びと自分のココロを偽って犯罪に走っている人もいるのかも。 後で反省しても遅いことなのに。 欲しいものを簡単に手に入れると、執着心は薄れてしまう。 高価なものでもありがたみがないから飽きたら終わり。 我慢して我慢してやっと手に入れたものって、なんだか愛着が沸いてしまってそうそう飽きるものでもない。 そこまでの我慢が詰まっているから、簡単には捨てられない。 小さい時に我慢することを学習しないと、人間的に大きくなれないとも聞く。 我慢することを知っているから、多少のことではキレたりはしないそう。 限度はあるだろうけど、迷惑をかけていようが思うがまま生活している人に魅力はない。 誰でも何かを我慢しているものなんだから、我慢することは自分だけじゃない。 抑圧された感じもあるかもしれないけど、自分にとって決して悪いものだけでもない。 我慢することによって何か良いことが返ってくることさえあるのだから。 あたしはあまり我慢強い方ではない。 ここで我慢出来たらって思うことはあるんだけど、つい勢いで突っ走ってしまう。 判っちゃいるんだけどね... |
自意識過剰がお得 |
必要以上に自分への評価が高いと、周りにいる人はちょっと大変だと思う。 大したことないと思うをとても高く自己評価しているから、ちょっとでも批判しようものなら反撃にあってしまう。 仕事の上で「こいつ自意識過剰だなぁ」と思われていると、難しい仕事でも与えて現実を教えてやろうと思われることがあるみたい。 それでもなんとかこの難しい仕事をなんとかやりぬいたりしたら、「自意識過剰なだけある」とプラスになってしまう。 本来ならしなくてもいい仕事をする機会が与えられるのだから、たとえ失敗しても経験を積む上でプラスになっている。 このレベルならあたしにも出来るって思うから、躊躇しないでいろんなアイデア提案や自己アピールを繰り返していく。 そのうち当たればラッキー、気持ち的にすでに得している。 普通は自分じゃ無理と引っ込んでしまうから、たぐいまれな実力があってもその他大勢に埋もれてしまう。 ある程度は自信をもたなきゃ。 自意識過剰な人はかなりのプラス思考でもある。 力不足であっても、たまたま運が悪かっただけとか、判断する人が悪いとか、多少の反省もあるだろうけど自分が落ち込んでしまうことはあまりない。 反省することは悪いことでもないんだけど、自己否定に繋がると今後やっていく自信も小さくなって、チャンスを手に入れることも出来なくなってしまう。 物にも限度があるだろうけど、ちょっと自意識過剰かなぁくらいでいるのが一番ベストな気がする。 あたしはすでに自意識過剰ぎみ。 でも、まだ得したレベルまでは達していない。 これ以上悪化すると、やっぱ困るかなぁ? |