〜 第86回 〜
<2002.1.20 公開>
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阪神淡路大震災から7年経った。 大きな被害を直接受けたわけじゃないけど、それなりに心を痛めるものだったと思う。 だけど、復興自体は完全に終わったわけじゃない。 区画整理が進まず、まだ自分の土地にすら自宅を再建できない人達もいる。 昔のことと忘れてしまうのは、まだまだ早い感じがする。 7年経ったものに、サリン事件もあるのだろう。 事件のことはその日の夕方、駅に張られた号外で知った。 今だ裁判は進まず、逃げている人たちも今だすべて捕まえることが出来ていない。 後遺症に苦しむ人はまだまだ存在する。 7年は早いのか遅いのか。 上から2番目のいとこが結婚したのが7年前。 まだ震災から3ヶ月しか経っていなくて、新幹線は繋がっていない、高速も中国道がなんとか使えるような状態。 1番上のいとこと同じ場所、同じ会場で結婚式を挙げた。 1番上のいとこのお嫁さんがうれしそうな感じだったけど、胃の調子がちょっと悪い感じだったのが気になった。 でも、誰かにそのことを伝えることをしなかった。 夏には1番上のいとこのお嫁さんが亡くなった。 その前の年に治療したガンが胃に転移していた。 かなり悪化した状態で発見されたのですでに手遅れの状態だったという。 あたしは入院したことを聞いたとき、かなり後悔した。 もし、春の時点でいとこに注意してもらうように言っていたなら、彼女は助かっていたのかもしれない。 7年で彼女の子供も大きくなった。 だけど、後に来たお母さんとあまりうまくいっていない。 あたしに出来ることはあるのだろうか。 日記らしきものを付け始めて7年経った。 見返すことはあまりない。 始めた頃とはあまり変わりのない毎日。 いろいろ悩むことは常にあるのだけど、少しは成長しているのだろうか。 ここのホームページのカウンターで、今年こそは「7777」が出る可能性が。 やっとここまで来たのかって感じがちょっとする。 日々の来客数は少ないと思うのだけど、この数字を見たら「よーし」ってちょっと気合が入るかもしれない。 技術不足はあきらかなんだけど、何かでやる気がでなきゃ進まない。 今年は「7」が良い意味、悪い意味で、ちょっと気になる年かもしれない。 「7」を「ラッキー7」とついリンクしてしまいがち。 だけど、いろいろうまく行っていない「7」にかかわったものがいい方向に進んでいてくれたらなぁと思う。 |
地震 |
和歌山で群発地震が年明けより頻発している。 南海沖地震が今後予想されている分、ちょっと心配でもある。 今のところ、地震一番怖い思いをしたのはやはり、阪神淡路大震災だろう。 その日、何か分からない音に目が覚めたら、揺れがやってきた。 隣で眠っていた妹のところに走って、布団をかぶって丸まっていた妹を抱くように「大丈夫」と恐怖でうまく声がだせない口でなんとか行ったのは覚えている。 被災地に比べたら小さな震度だったけど、今まで経験したことのない揺れには動揺した。家の柱と壁がギシギシなって、タンスの上の端っこに何気なく置いてい殺虫剤や小さな箱がことごとく落下した。 食器棚の食器も前方にずれていて、扉が簡単に開くようなものだったらガラスコップなどの小物は沢山落ちて割れていただろう。 電車は点検のため動かない、電話も通じなくなって、会社に連絡がついたのはお昼すぎ。テレビをつけていると被害がだんだん広がっていく。 夜には消火作業が進まず、広がっていく炎が映し出されていた。 見ていたらだんだん頭痛がしてきて、その日は夕食も取れなかった。 何を考えていたのか、その日の夕食が「うどん鍋」であったのは忘れられない。 数日間、寝つきが普段以上に悪くなってしまっていた。 被災地に比べたらマシといわれたらそうだし、被害も食器棚を開いた時に手前まで来ていたグラスが1つ、保護しようとした手をすり抜けて落ちて割れたくらい。 語るほどでもないと言われても仕方ない。 だけど、怖い思いをしたのはウソじゃない。 我慢しなきゃいけない理由もない。 震災の数ヶ月前から定期的に小さな地震が深夜来ていた。 テレビの特集では大阪で大地震が起こる可能性があると報道されていた。 震災前日、窓からみたどんよりした空がなんか気持ち悪くて、それまでの地震とテレビの特集が重なって、大きな地震が来なきゃ良いけどとちょっと思っていた。 「まさか」と思う気持ちがあるから安心して夜寝たのに、朝方、大きな揺れがやってきた。 変な予感があったから、なんか震災がショックだった。偶然とはいえ、沢山の人が亡くなって行くのはあまり気分の良いものじゃない。 数年のうちに、大地震が起こる可能性はあるらしい。 離れているけど、距離的に震災の時と同じくらいの被害はあるかもしれない。 待たされる気分はあんまりうれしい感じではない。 小さいのがちょっとずつ発生して、大きなものが来る確立が低くなってくれたらいいのだけどなぁ。 この後、大きな地震が来たら、やっぱりショックかも。 |
袋の行方 |
本を買うと、紙袋に入れてくれるところより、持ち手が真中にあるポリ袋に入れてくれるところが増えて来た。 本だけじゃなく、食料品や衣料品など紙袋でもらうところが減っている。 紙の使用を減らしていこうとしているのだろう。 紙を捨てるともったいないけど、ポリ袋ならいいのだろうか? あたし自身、紙袋は廃品回収に出すようにしている。 ポリ袋は何かに使えるかなぁとその時は取っておくのだけど、結局真中にある持ち手が使いづらくて捨ててしまう。 スーパーの袋みたいなのだったらもうちょっと使えるのに。 でも、沢山たまってから処分しているとなんだか不思議な気分。 こういうのも、何らかの形で回収、再利用できたら、ゴミが減らせるのではないのだろうか。 材質は似通っているんだし、ちょっと規格を統一してもらったらなぁ。 袋も店の宣伝物だから、そうは簡単にいかないのかもしれないのだけど。 袋に入れてもらうのを断るのが一番良いのだけど、すべてそうできるわけじゃない。 スーパーだと、袋を断ることが出来るシステムがあるから、ある程度は出来る。 本も1、2冊くらいなら袋に入れてもらうのを断ることは出来る。 だけど、沢山になるとちょっと難しい。 服にしても、袋を断るのはあまりない。 袋を有効活用するしかないのかなぁ。 小さな事なんだけど、沢山たまってきて捨てているともったいない感じがしてしまう。 必要なものはほんの少しなのに... 気にするほどのことでもないのかなぁ、やっぱり。 |