〜 第78回 〜
<2001.9.29 公開>
ウィルス感染 |
とうとう大規模なウィルス感染が身近で起こった。 あっという間に被害が広がった「W32/Nimda」のことだ。 従来のメールからの感染だけでなく、ホームページを見ただけで感染するという。 大手のホームページは安全だろうという思いも覆されてしまった。 社内で異変が起こったのは、ウィルスのニュースが流れた午前中。 他の地域にある端末が繋がらなくなった。 時々起こる回線エラーかなと思って調べてもらっていたら、大量にデータが流れて回線が塞がっているらしい。 その後、最新のウィルスに感染したものがあるようだと発覚。 お昼過ぎには、ウィルス対策ソフトを最新のものに入れ換えるように指示が出た。 その日はサーバーを停止したけど、LANはまだつないだ状態だった。 翌日は出入口に「指示があるまでパソコンを上げないでください」と張り紙が出ていた。 LANに接続した状態でパソコンをあげるなってこと。 午前中には、ブラウザのバージョンUPが順次行われていた。 だけど、1日LANは使用できず。 対策を取ったパソコンから順次LAN使用OKにしてくれても良いのに... 夕方には、別会社の一部のユーザーへの対応が後回し状態になっていたのがわかり、各担当社が対応を取っていた。 運用担当者は昨日は徹夜...夕方までがんばっていた。 感染経路は判明していない? 3日目。 対策を取っているパソコンはLAN使用可能に。 と言っても、一部のユーザーは、まだLANが使えなくて困っていた。 (マシンの能力的に更新できないとか) 完全復活にはまだ数日かかる感じ。 今回はいろいろ不備があって、ウィルス対策の甘さがかなり出ていた。 朝のニュースでウィルスの情報を得て、サーバーに対しての対応が早かったところもあれば、まったく出来ていないところもあった。 ウィルスの情報やセキュリティホールの情報を常に得ることの出来る環境はあるのに、有効に使えていない感じ。 会社としてウィルス被害の脅威を社員に説明しているのに、まだ浸透していない。 ウィルス情報は対策ソフト会社の陰謀で、存在しないと豪語している人も居た。 ちゃんと機能していたらもっと被害を少なく出来たのにという思いはある。 会社としてウィルス被害を避けるために、インターネットやメールを制限し出すようになるとちょっと怖いかな。 リスクはどんなものでもあるんだし、リスクが怖いからといって何も出来なくなるのは会社として発展性がないかも。 最高の環境で最低のリスクだけを抱えることが出来るかが会社のしての地位を安定させるのだと思うのだけど。 感染した企業名に名前がちょっと出ると「うちは大手だなぁ」と実感してしまう... |
頭に来る |
あたしは一度頭に来ると手がつけられないかもしれない。 ときどきそう思うんだけど、頭に来るとかなり視野が狭まっているから、周りにかなり迷惑をかけている。 言葉がナイフのように出るから、関係のない人へも冷たくトゲのある話し方しか出来ていない。 普段でも小爆発は起こしている。 周りに居る人には小さくても大きくても同じだろうけど、冷静さのレベルがかなり違う。 大爆発すると、人が変わったようにあたしの意識が変わってしまう。 普段何気ないことが気に障ってくるし、暴力的なイメージが頭に上がる。 (実力行使に出ることは無いけど) 怒りは自分をも蝕んでるかも。 大爆発していると夜も眠れない。 静かな夜だと、何度もリフレインされて怒りが増していく。 翌日は寝不足だから、余計に頭に来る。 怒りが収まらない状態が続くと、対人関係もうまく出来ない。 これでも自制しているところはあるんだよといっても、なかなか信じてもらえないだろう。 変な正義感があるから、普段の生活の中で、気に入らないことなんて沢山ある。 ごく小さなことを吐き出さずに我慢してるからか、一度あふれた怒りは止まらない。 怒りがたまった状態でケンカを売られると、買ってしまうかもしれない。 既に冷静さはないから、負けがわかっていても立ち向かって行ってしまう... 自分では押さえてるつもりでも、目や言葉に出ているかもしれない。 皆様、ごめんね。 |
テロへの報復 |
2001年9月10日朝、アメリカで4機の旅客機がハイジャックされ、内2機が乗客を乗せたままアメリカのシンボルでもあるワールドトレードセンターに突入し、ビルが完全崩壊した。 日本でも夜にビルの崩壊が生中継され話題となった。 朝だったとはいえ、かなりの人が今だ行方不明の状態だ。 連日テロのニュースが報道され、世界は緊張状態。 何時世界戦争になってもおかしくない状態にある。 100%確実な証拠はないけれど、ほぼ断定状態で首謀者の名前があがっている。 彼をかくまっているとされている国の対応をアメリカは受け入れられないから、戦闘体制が崩されることはない。 かくまっている国にしても、彼を変に刺激して国民が争うことになっては一大事だから、安易に彼を捕まえることも出来ない。 ただ、自分から出て行ってくれるのを待つことしか出来ない。 そんな思いを判ってもらえず、攻め込まれるのなら応戦するしかないというのが本音なんじゃないかなと時々思う。 暴力を暴力で返す方法を取るのは、個人的には賛成しない。 世界にとって危険な人物は、命を奪ってでも取り押さえていないと、取り返しがつかないと考えるのは仕方ない。 何時同じようなテロが行われるかわからないから、今のうちに芽を摘み取っておきたいだろう。 一人の命で世界が救われるなら... 彼を恐れる人と復讐したいと考える人の意見が一致して、力での報復の道を進んでいる。 これが最善の道かどうかはわからない。 よその国で起こったことと思うかもしれない。 日本には米軍基地がある。 戦争状態になれば、そこから兵が送り出される。 対する国にしてみれば、どこにあろうが米軍基地を一つでもつぶしておきたいだろう。 そうなれば日本も標的になる。 本当に日本を守るつもりならアメリカが戦争状態になった時は、日本から離れてもらったほうが安全を確保されるような気がするんだけど。 テロリストへの考えが甘いかもしれないが、血が流れずに解決することがあたし的にはいいのだけど。 |