〜 第77回 〜
<2001.9.16 公開>
日焼け |
今の生活で日に当たる時間は少なく、健康的な日焼けになることもない。 日に焼けないから肌は白いが、あまり健康的だとは思えない。 小学校の頃には、夏に海やプールに行く機会があったため、それなりに日焼けをした状態だった。 だけど、何時のころからか焼けていた肌がだんだんと色が抜けて、気がつけば色白さんになっていた。 本来ならうれしいことだろうけど、なぜかちょっと寂しかった。 海やプールにいけば、肌は赤くなり、少し痒い。 だけど、それも一時。 皮がめくれてしまえば元の色に。 多少、肌のきめは荒くなるけど、日焼けした状態は残っていない。 日々の通勤でじわじわと焼ける分には日焼け後がきれいに残るのだろうけど、一度で焼こうとするとただのやけどであって、自己治癒力なのか元に戻ってしまう。 サンオイルをうまく使えばいいのだろうけど。 多少焼けているほうが良いかなと思う。 だけど、紫外線の影響とか考えるとあんまりお勧めは出来ない。 病気なら仕方ないけど、白すぎて、血管が青白く見えている、ましてや血管が浮き出てきてしまうと、自分の腕であってもあまり気持ちの良いものではない。 日焼けで赤くなったら、まず冷やすことが先決。 やけどと同じなんだから早いことに越したことはない。 水ぶくれなんかになったら、もう病院にいったほうがいい。 いくら日焼けしたいからといっても、肌に負担がかかりすぎるのはちょっと。 ひさびさに日焼けをした肌は、まだ赤い。 だけど、これも消えて無くなってしまう。 常日頃に日差しへの抵抗力があれば、もっとましなのかもしれない。 だけど、なんだか日焼けがうれしい... |
ホテル滞在 |
旅に出ると、ホテルや旅館は寝るためだけのものの場合が多い。 いろいろな設備があるけど、ツアーだと利用するだけの時間がない。 観光目的であったら個人であっても同様だ。 今回の旅は「ホテルでくつろぐ」を目標にしていた。 ホテル自体にこだわってリゾートホテルを選択。 観光も極力おさえていた。 だけど、そう行った旅をしたことがないから、なかなかなじめない。 ホテルでの料金の高さは、まだ抵抗感がある。 ゆっくりするにしてもどうしていいかわからない。 敷地内をうろうろしたり、買い物したり、ちょっとだけ観光に出てみたり。 ゆっくり出来たのかはわからない。 海外から来ている人はその分時間の使い方が上手。 ホテルスタッフに相談したり、ホテルのプールサイドで本を読んでいたり。 本当にくつろいだ感じがしていた。 こういうのは慣れで、日々せかせかした中にいて急にくつろぐというのはなかなか難しい。 だけど、数日しかいなかったホテルなのに、チェックアウトした後、チェックイン開始までいるとちょっとさみしい。 ホテルを新たに訪れる人々。 自分のいた部屋には他の人が入ってしまう。 午前中には自分のための部屋だったのに。 ホテル内にいる時間が長いほど寂しい。 |
旅の終わり |
旅も最終日にもなると、少し憂鬱になる。 あっという間の数日間。 まだ遣り残したことがあるかも。 明日からはいつもの毎日が待っている。 ホテルのチェックアウトとともに、終わりの時間はカウントダウンされていく。 空港までの道のり、空港でのチェックイン、飛行機を待つ時間。 まだもうちょっと居たいと思う気持ちが強くなる。 飛行機が飛んでしまうともう戻れない。 飛行機が目的地に近づくと、今度は安心感がちょっとでてくる。 見知った場所が見えてくると、それまであった旅先への思いが、無事戻ってきたことへの安心感に変わる。 帰り道で自宅が見えたりすると、より安心感で満たされる。 普段の帰宅では感じることの出来ない安心感。 ただいま。 |