〜 第69回 〜
<2001.5.29 公開>
管理する人は偉い? |
人を管理する人は管理される人よりも偉いというのが、今の社会の考え方。 ただ、誰もがこの考え方に一致するとは限らない。 管理職であれば、それなりの実力があって尊敬されるべきだと考えている人は多い。 特に管理職になってしまってからそう思ってしまう人が多い。 それまでの仕事の実績を知っている人なら、尊敬もあるだろうけど、まったく知らない人に対しては今の状況を見て尊敬できるかを見るしかない。 管理職になったら努力も何もしない人は、結局、管理職としては何も出来ないことと同じだ。 リーダーになることも偉いからというものでもない。 あたし自身、リーダーというのは特別なものじゃなく、ただ他との交渉時にグループの窓口になる人であって、優れた能力を兼ね備えているものじゃない。 人との交渉は得意だけど、その他の作業がさっぱりの人もいる。 それぞれが得意なポジションについているなら、ポジションによって尊敬されて当たり前というのはなんか納得がいかない。 会社では人をまとめて行くのが高度な仕事である。 いろいろな考えを持っている人を一方向に向けていくのは確かに難しい。 本当に力のある人は上手に出来るのだろうけど、大抵の場合、否応無しに無理やり意識を向けさせる。 結果は同じだろうけど、下につく人の考え方は変わっていないし、作業への力の入れ方も変わってくる。 後味が悪いことしか出来ない人に対して尊敬できるのだろうか。 ちゃんとやれば、管理する人は尊敬されるものだ。 管理職やリーダーという言葉に満足して何もしないのは対象外。 上下関係は上だけが得するようなものだと、誰もついてこない。 どこかでちゃんと同じだけのものを与えて初めて得るものだと分かっていないとダメ。 (与えるものを脅しに得ようとするのは論外だけど) とかいって、リーダーをちゃんと出来なかったあたしが言うのも変なのだけど。 *完璧にやり遂げようと思うと、小さな事での失敗が精神的にかなりのしかかってきて、 その後がうまくいかなくなってしまうのでした... |
緑の中に |
ここのところ緑の葉っぱを見ることが多くなった。 春から夏にかけて勢いよく葉がひろがっていく。 それに感化されたのか、木々の多いところに行きたくなった。 疲れがたまってきたときにも、自然が恋しくなることがある。 町の中にいるよりもどこか静かなところ、田舎暮らしが魅力的にみえてくる。 公園にいくのもいいけど、もっと自然の多いところに行きたくなっている。 「山が呼んでいる」というよりも「木々が待ってくれている」感じかもしれない。 緑の色のイメージと、自然が持つ浄化作用がいいのかも。 山登りというと大掛かりな感じがするけど、ハイキングならまだ気楽に行ける感じがする。街中を歩くようにとはいかないのだけど、ロープウェイを使えば初心者でもある程度の高さまで楽に行くことが出来る。 だけど、同じようにハイキングをしてみようと思い立つ人に、タイミングよく出会わない。 とはいえ、あたし自身はアウトドア派ではない。 卒業旅行で軽い山登りが入っていた時はかなりの抵抗感があった。(結局アメで中止になったけど) 遠足でも山登りだと気分は下がり気味。 歩いていて楽なうちはまだいいのに、上に上がるたびに傾斜がきつくなってくると、気分も滅入ってきてしまう。 上りきった時の景色がすばらしいものだとそれまでの苦労も報われるのだけど... 町の中に緑があふれていたら、もっと楽にいられるのにね。 |
疲れの副作用 |
最近、疲れがたまっている。 特別休暇なんてものがあったにもかかわらず、疲れがたまる原因が解決できないままなのがいけない。 体がだるかったり、寝つきが悪かったり、足が痛くなったり...あんまり楽しいとは言えない状況。 思考も視野が狭くなりぎみで、仕事の能率もいまいち、楽しいことを考える余裕さえも少なくなってきている。 このままじゃいけないと思っても、家の鍵を出すつもりで定期を出してみたりしてるような頭ではどうしようもない。 ただ、疲れてると頭が動かないから、余計なことを考えなくていいのかも。 気付いてみると他にも変わった事をやっている。 なぜか懸賞ハガキを何気に集めてしまっている。 ネットで懸賞を立て続けに申し込んでみたりもしてる。 これも一種のストレス解消なのだろうか。 懸賞自体は嫌いじゃないし、時期的なものもあるんだけど、ちょっと多いかも。 その割には、地味でこまめな作業だと思う。 これで大きな物を当てたら、この疲れは報われるのだろうか? あんまり疲れがたまりすぎると、うつ病へと段階を経て進んで行くそう。 疲れているなと思ったら自覚のあるうちに1日ゆっくり休んでみるのもいいかもしれない。 1日休むと仕事が困るかもしれないけど、頭の効率が悪くなった状態で作業をすすめているなら大して変わらない。 良い副作用は歓迎するけど、悪い副作用はいらない。 本当は疲れそのものがいらないのだけどね。 |