〜 第67回 〜
<2001.4.29 公開>
耳が良い |
聴力の検査の時、「耳が良いね」といわれたことがある。 高い音と低い音の聞き取りテストで聞こえたところで手をあげるもの。 今考えると本当に聞こえていたかは定かでなく、ただ、聞こえたような気がしただけかもしれない。 目の検査では、遠くにあるものや近くにあるものが見える静的なものと、動いているものを的確に識別できる動的なものがある。 大抵は静的な検査のみが行われるけど、動的なものも出来てこそ優れたものになる。 同じように耳にも2種類あると思う。 音を聞く平面的な機能と聞き分ける立体的な機能。 聴力の検査では聞く機能を検査する。 普通に生活する上ではそれで良いのかもしれない。 だけど、音楽を趣味にしている場合は、聞き分ける力が重要だったりする。 楽器をやっていると微妙な音の違いがわからないと、自分が変な音を出していても気付かず周りに迷惑をかけてしまうことがある。 期待されている音が確実に出せるかが、結構難しい。 音を聞き分けるのは、ある程度訓練すれば出来るようにはなる。 生まれ持って聞き分ける力がある人もいるけど、大半は後から出来るようになった人。 音を集中して聞くようにすると少しずつ聞き分けられるようになる。 普段何気なく聞いている音楽でも、ボーカルじゃない音、ギターだったり、ベースだったリ、他の音を意識して聞いて見ると違った感じでまた楽しい。 あたし自身、聞き分ける力が特に優れているものではない。 楽器をやっているから分かるでしょと、オーディオの音の違いを解説されて困ったことがあった。 だけど、もっと聞き分けることが出来たら、音を楽しむ音楽は本当に楽しいだろうな。 |
10年後 |
5年後、10年後の自分を想像できるだろうか。 高校の授業で未来の計画を立てるものがあった。 まだまだ未来の明るい高校生。 ただの計画なんだから夢物語でもいいのに、それですらまともに考えることが出来なかった。 今を過ごすので精一杯。 先のことはわからない。 夢が無いわけでもないけど、現実性がない。 10年後はわからない、5年後すら見えてこない。 1年先なら、考えられるかも。 だけど、今の延長でしかない未来。 こんなことでいいのか? 未来への不安はない。 老後の心配はしていない。 自分自身では長生きはしないと思うのだけど、そう言うのに限って長生きする。 人生を端から捨てている罰だったりして。 このまま働きつづけても定年までは、まだまだ30年...長い... 子供がいたら、子供中心の未来計画があるんだろう。 小学校、中学、高校と沿うように自分の計画が立てられて行く。 子供がいなかったら、同じように先の未来が見えていないのだろうか? 既に老後を見据えたものを持っているから、子供がいるのだろうか? 綿密な計画を立ててしまうと、出来なかったことで自分自身がしんどくなってしまうだろう。 おおざっぱなものでもいいから、なにか目標がないと自分がダメになりそうな気もする。 だけど、目標を立てて生活する習慣がない。 やっぱりこの先このまま平凡にすごしていくのだろうか? |
アニメ |
アニメは嫌いでない。 だけど、アニメの作り方によってはあんまり好きではない。 話しの筋というより、絵の感じが変に原作に近づき過ぎていて、なんか不自然なもの(雑な感じ?)。 本で見るものとアニメとは、多少なり変化があっても良いと思う。 あたしの子供の頃は、アニメがたくさんあったし、アニメブームにも支えられていた。 その頃に比べると、アニメ放送本数がかなり少なくなっている。 子供が少ないのに加えて、塾や習い物で見る子供が少なくなっているから? なのに、戦闘ものが多いように感じるのは気のせいだろうか? 善悪がはっきりしているけど、悪いものは倒すものというのはどうなのだろう。 少ない割り当ての中で、人気が出て話題にもなるものと考えると、どうしてもハデなものになってくるのだろう。 大人が見ても楽しいものが子供にとって良いものかはわからない。 見ていて楽しいけど、子供のことを考えた時、本当にこれで良いのかなと思ってしまう。 再放送で良質と言われるアニメを流している時もあるけど、やはり人気があったものが中心になってきている。 夏休みの朝のアニメ大会は、いろんなめずらしいものが見れたのに、最近は同じ物しか見れなくなっているよう。 なんか、さみしい。 アニメを見ることは別に悪いことじゃない、内容が問題なだけ。 中途半端な絵じゃなく、ちゃんとしたストーリーのアニメが増えて行けば良いのにと思う。 子供に見せるのだったら、良いものを小さいうちから見せたい。 |