〜 第65回 〜
<2001.4.1 公開>
就職での妥協 |
好きなことを仕事に出来たらいいかも。 だけど、好きな仕事が楽な仕事とは限らない。 会社ではシステム開発をしているのだけど、良いとこ悪いとこ半々くらい? 今までやってきたことで簡単に出来ちゃう作業ばかりだとつまんない。 知らないことばかりで何から手をつけて良いのかわからなすぎるのも嫌になる。 文章を考える仕事が続くよりはプログラムを考えているほうが楽しい。 だけど、最初から嫌なことを避けても自分のためにはならない。 嫌な事だって乗りきったあとがすごく楽なものもある。 だから良いとこ悪いとこ半々。 好きなことをやっているといえばやってるほうかも。 公務員や金融、大手メーカーなら安定しているから大丈夫という時代ではなくなってきている。 就職的ブランド力の変化。 やりたい仕事でないけど、安定しているからといって就職した人にはちょっと厳しい感じ。 だけど、やりたい仕事が必ず手に入るとはいえない。 一部の職種では採用自体が何年もない。 どこかで妥協して就職している人のほうが多いかも。 結婚する時、特に見合いなんかになると、女性側にとって相手の職業が安定しているかがチェックポイントになっている。 いくら安定していても数年先には消えてしまうかもしれないのが今の時代。 どうせなら、自営できるだけの腕が備わっているかもチェックしたい。 そうすれば、多少のことがあっても安心できる気がする。 どんなに資格を持っていても、必ず思う仕事につけるとは限らない。 やっとの思いで就職した会社が未来永劫存在するとは限らない。 見合いをするにも男性なら職業で厳しいチェックをされてしまう。 就職はある意味サバイバルかもしれない。 すべてを考えてると何も出来なくなってしまう。 どうせなら自営するくらいの意気込みを持っていたほうが楽。 妥協して就職するのはそれぞれ勝手なんだけど、仕事のどこかに楽しめる何かを見つけておきたいと思う。 |
コミュニケーション |
知らない人とコミュニケーションを取るのがとても苦手。 人見知りといっても、今も続いているのはちょっとしんどい。 相手がどんなに好意的でも、あたしは精一杯でうまくコミュニケーションが取れているのか不安。 既に出来ている輪の中に入っていくのは、かなり勇気が要る。 幼稚園にしても小学校にしても、中学、高校にいたるまで、入学した時点ですでにある程度の友達の輪が出来ている。 不幸にもそれぞれの入学当初には、あたしには輪になるほどの人数がいない。 ほぼ単独行動状態。 丸く手をつないだ状態を一部切り離して自分が入っていくのは厳しい。 小学校で最初に仲の良くなった子が、おおうそつき。 お嬢様育ちで、自分の思う通りに行かなきゃ気に入らない。 なんかそういうのに振りまわされているのが子供ながらにしんどいと思った。 その後にも友達が変わっていくけど、クラスが変われば結局他人になってしまう。 クラス替えまで常に友達という状況が、なんかどうでもよくなった。 こんなこと繰り替えしていると、一人で何とかしようと思うからより一層厳しいものとなる。 周りから見たら自立しているようでかっこいい?かもしれないけど、あたしはかなり必死だったりする。 誰かを頼らずに行こうとするのは女性世界では異端。 集団でいることが当たり前になっている一部の人には面白くない。 小さないじめ?はある。 でも、いじめを受けることによって、一人で行こうと思う人はより一層強くなると思うんだけど。 だけど不思議なもので、集団からあぶれた感じの人や立場がちょっと弱い感じの人にはちょっと強い。 自分から声をかけることがなんとか出来る。 露骨に相手を支配しようというものがないからかな? 一部の集団にはリーダーがいて、そこを中心に物事が動いていく。 リーダーが決めたことに従っていれば楽。 だけど、あたしはそういうのがうっとうしい。 会社に入っても結局は集団社会。 女性が変な形で集団を作っていないだけましかも。 今の仕事は他人とコミュニケーションをとらなくてもいい職業に見えるけど、仕事のランクが上がれば他の人と接する機会が多くなる。 とはいえ、自分の中ではどこかコミュニケーションを取りたがっている感じ。 高校の図書委員では本の貸しだし業務を楽しんでやっていた。 こだわりがなくなったらうまくいく。 なにかのきっかけで治るような気がする。 |
ストーカー予備軍 追記 |
以前、「ストーカー予備軍」というのを書いた。 「それはストーカーとは言わない」というご意見ももらった。 だけど、文章の中でもストーカーと呼ぶのはかわいそうだから予備軍と呼ぼうと書いている。 24時間監視されているようで電話や手紙などの接触を受けいて、最後に生命の危機を感じる、又は実際に危機に直面していれば、確かにストーカー。 どんな人間もいきなりストーカーになるわけじゃなく、最初は一見普通の人だ。 自分の中で相手への思いがだんだん増殖して自己催眠をかけた状態になり、独占欲が強く出てきてしまったもの。 小さな偶然が重なってだんだん運命だと思うようになるのはよくあることだけど、お互いにそう思えてこそ恋愛に発展するもので、片方がなんとも思っていなかったら話にならない。 好きだから相手を常日頃見ていたいとか、何をやっているのか知りたいとかってのは当たり前の感情だ。 だけど、相手に不安を抱かせるような状態なのは問題だと思う。 不自然に待ち伏せされたりするのがあんまり続くと憂鬱。 それが知り合いだと余計に憂鬱になる。 自分が悪者になるのが嫌だと思うから、その場をうまく取り繕ってしまう。 だけど、そのことが相手にすれば好意を持ってくれていると勘違いさせてしまう。 一度勘違いさせてしまうと、迷惑だと言ってもわかってもらえない。 家にまで電話がかかってくるようになるともっと憂鬱になる。 普通といえば普通なんだけど、あんまりしつこくなるとストーカー呼ばわりされる。 努力すれば何とかなる人生を送っていると、努力してもダメなものが見えなくなるかも。 普通の人をストーカーにしてしまうのは、自分自身の曖昧な態度にも問題があるかもしれない。 あくまで相手がわかっている場合だけど。 本当のストーカーの怖さを知らなくてもなんかこの人怖いと思うことがストーカーじゃなくてもある。 ストーカーじゃないから大したことないと他の人は言うけど、どこか不安で怖い思いがあるのはウソじゃない。 一瞬でも怒らせたら自分の命が危ないかもと思うこともある。 ストーカーじゃないけど一線を越えるとストーカーと化してしまう可能性がある。 そう言うのはなんと言えばいいのだろうか? やっぱりストーカー予備軍というしかないんじゃないの? |