〜 第53回 〜
<2000.10.15 公開>
シンクロニシティ |
「自分と他の何かが同調する現象、偶然の一致」 ちゃんと意味を把握してるわけじゃないんだけど、この言葉をよく目にすることがあるし、言われてみればそういうことあるなぁと思ってしまう。 今日の晩御飯はカレーがいいなぁと思っていて、家に帰るとカレーだったり、電話しなきゃと思ったら相手からかかってきたり、知りたい情報が手に入ったり... 小さな事はいろいろ起こっている。 極端かもしれないけど、新しいアイデアが思い浮かぶ時って、同時期に同じ事を考える人が3人以上はいると思う。 そのうちの誰かが先に実現するだけのこと。 デジカメで撮った写真をホームページで公開してくれるサイトがあったらと思ってたら、次々と出来てきている。 文字をなぞるだけで意味のわかる辞書的機械があったら楽かもと思っていたら、実際に作ってしまった人がいた。 最近のもので、電車の携帯使用問題って、お客すべての携帯の電源を切るのは難しい、だったら携帯が使えない車両を何両か設定すればいいのではと思った。すると、そういう車両を決めて運用するところが現れてきた。 ここまでくると、もう笑うしかない。 同時期に同じ事を考える人はやっぱり3人以上いる。 自分が望んでいないけど、同じようなことが起こったり、同じような情報が集まってきたりすることもある。 そのことは、結果的に後で必要になったりすることもある。 自分の意識しないところで、何かが同調している。 屋久島の情報がやけに目に付くことが今年は多かった感じ。 九州沖縄サミットの関係と思ったけど、癒し系の関係で集まっていたみたい。 ちょっと疲れていたからかもしれないけど。 すべてがシンクロニシティといえるわけじゃないけど、そう考えるとちょっと楽しい感じもする。 日々の生活が一定の周期で繰り返されていて偶然というよりも必然的に起こっているものもある。 それでも、意思の疎通がとれていた感じがちょっとうれしかったりする。 考えたらちょっと不気味なのかもしれないけど。 人の思考が単調になってきているだけだったりしてね。 *意味はあたしの適当な考えなので...あんまり信用しないでね。 |
壊れるかも |
毎日毎日とりあえず生きていて、多少の不満はあるけど、生命の危機を体験することなく過ごしている。 だけど、予期せず簡単に人は壊れてしまう。 最近、自分は壊れるかもしれないと感じる。 ストレスから来ているのか、単調な毎日が絶えられないのか? 独り言が出ることが多くなってきていて、それがだんだん悪化している感じがする。 会社の中のこと、小さなことがバカらしく思えてつい小さな声でつぶやいてしまう。 「バカじゃない」 まだ自覚はあるし、なんとか保っているのだけど、この先はちょっと危ないかも。 そういえば、前に急に叫びたい衝動にかられたことがある。 その時もストレスは最高潮だった感じ。 まだ残っていた冷静なあたしが叫びたい衝動を押さえて、その場をなんとかきり抜けたように思う。 壊れる前って、なんかの音がする。 急に意識が一点に集中して一瞬の空白、そのあとが壊れるかうまく乗り切るか。 人によって前兆は違うのかもしれないけど、衝動に流されてしまったらどうなるのだろう。 そのまま帰って来れなくなるのか、一瞬の出来事であって、そのままの自分でいるのか、新たな自分になるのか。 なんか、ちょっと危険な誘惑って感じかも。 衝動を止めるのも、自分を壊すのも、最後は自分の意思。 どうしたいのか自分の中にちゃんとあれば、がけっぷちに立っても帰って来れると思う。 壊れることですべてから開放されることは完全にはありえない。 きっかけとなったことを見ないだけで、なくなってしまうことはない。 壊れることはある意味、自己満足な行為なのかも。 変だって思うでしょ。 でもね、多少なり何かが壊れている人の方が世の中には多い。 そのことに気付くか、気付かないか。 誰だって本当に壊れる可能性はあるのだから... |
限定もん |
「限定」という言葉につい心ときめく時がある。 今しかないという感じが、なんというか、とっても興味を誘ってしまうのだ。 といって、すべてのものに心ときめかせてしまうわけじゃない。 高価なものだったり、明らかに使わないものなら、知識ネタとして頭の片隅に残るのみ。 通販の今がチャンスには乗らないタイプだったりする。 だけど、これが食べ物となるとちょっと違う。 季節物の食べ物は、本当に今しか食べられないと思ってしまう。 これを逃すと1年待たないと行けない、あるいは世の中に出て来なくなるかもしれない。 今が考えどころとなると、とっても迷ってしまう。 すべてを何が何でも買ってしまうって訳じゃない。 だけど、商品の前でじっと考え悩む姿はどう考えても変かもしれない。 企業にとって「限定」ってつけた商品の売れ行きは、ただ新製品として出すのと比べても良い感じ。 この言葉に誘われて買ってしまうのは戦略にしっかりはまってしまっている。わかってはいるんだけど、ついつい誘われてしまう。 そういう中にはやっぱりハズレもあるし、限定だったのに何時の間にか定番ものとして並んでいたりする。 そういう時ってちょっとショックかも。 限定もんを手に入れるって、なんか特別な感じがしないでもない。 その時にしか得られない、数が少ないとかって、手に入れたときにちょっと自慢なんかしてみたり? 食べ物なんかじゃあんまり自慢にはならないんだけどね。 |