TOKIのわがまま

〜 第46回 〜

<2000.7.10公開>

 

文系 理系
「1+1=2」が理系で、「1+1=なんでもあり」が文系の感じがするそう。 だけど、あたしは「なんでもあり」が理系のような気がしている。 というのも、学校で習うようなことでは文系の方が答えが単一だったりする。 理系も答えは一つなんだけど、その解き方は数種類あって、自由が利く。 文系はどっちかというと暗記力が重視されるし、理系は応用力を重視されている感じ。

ただ、もう少し深く入っていくと、イメージは逆転する。 1つのものをAにもBにも解釈していくのが文系。 1つのものは1つ、AはAでしかなく、BはBでしかないのが理系。 だけど、ものによると同じようなものもある。 1つの答えに対していろいろ想像を膨らませ、追及していく、「哲学」や「物理学」なんて同じようなものに思えるのだけど。 「医学」にしてもわからないものを試行錯誤して今の形になっている。 見たままで決めるのが理系ってものでもないんだけど。

文系にしても、歴史になると想像の世界でもあるんだけど、遺跡や資料を元に過去の出来事を一つ一つ検証して行く。 過去の出来事だから、答えはもう出ているものもある。 その答えを証拠をそろえて確実にして行く。 数学の証明作業にも似ている感じ。 物語を書くのもある程度の筋道、エンディングが用意されていて、そこに向かって話しを展開して行く。 やっぱり数学に似ている。

個人的には、文系でもあり理系でもある。 高校での選択は文系だったのだけど。 答えがちゃんと出る理系の魅力は、答えまでの道のりが複数あるため、自分のレベルで答えを探し出すことが出来たこと。 文系の魅力は、あいまいなんだけど、その中に隠れている意味を見つけ出せる喜び? 文系でも理系でも想像力をかきたてられるものは魅力がある。 ただ「1+1=1」でしかないものは興味がない。 

結局、文系、理系ってはっきりと分けられるものはないと思う。 たまたま試験に必要な科目として数学や理科、国語や社会があげられているだけ。 実際には関係ない教科だったりもする。 分けてしまうことで、その後の進み方が変わっちゃうのって、ちょっともったいない。
2000.7.9

 

天変地異
ここのところ、関東地域は災害の通り道になっている。 三宅島の噴火活動、神津島の地震、台風3号の上陸。 現地では大変なことなんだけど、いまいち実感がわかない。

天変地異といっても、台風の上陸は毎年のことだし、大きなものがくるといっても今のところ生活に影響が出るほど被害はない。 そりゃ、有名なところでは阪神大震災なんてのもあったけど、仕事には何らかの影響はあっても、生活には影響がない。 忘れてはいないんだけど、切羽詰ったほどの危機は感じていない。

異常気象とか、結局どこかで楽している分の付けが回ってきている感じ。 エアコンや暖房の使いすぎ、使い捨ての文化、ゴミの無差別廃棄なんて、目に見えての影響がないけど、地球規模での影響は大きい。 使い捨ての文化なんてもの、文化であってはならないと思うのだけど。

この何十年の付けが回って来始めたのなら、今後もっと影響が出てくる。 気温の上昇、異常気象、地震。 今から反省して、間に合うのだろうか? でも、何もしないでいるよりはまし。 環境のためにいいことをして行くなかで、元に戻す策を考えているのだろうか? 壊れたものは元には戻らないのだろうか? そんなに地球ってやわなもの?

天変地異の関係で、苦労している人がいる。 わかっているんだけど実感として感じられない自分がいる。 天変地異って、わからなきゃいけない人にこそ起こるべきなんじゃないだろうか。 そんな気がする。
2000.7.9

 

梅雨不調
毎年のようになんらかの不調が続くこの時期。 今年は体調不良が出てきている。 ある占いでは、6月自体、あまり運気のいい時期じゃない。 そう思うと「なぁんだ」と少しはあきらめもつく感じ。 

実質的に5月連休の疲れがとれていないあるだろうし、祝日のない月に入っていることもあるはず。 疲れをとる休みがないんだから、体調不良は仕方ない。 梅雨に入ったこともあって、気温や湿度の上昇に体がついていかない。 体はもう目一杯。

体調不良がないと、精神的に不調だったりする時もある。 梅雨のどんよりとした色がいっそう心を重たくする。 だれだれ状態、何するにも面倒くさい。 雨が降っているから休みの日も外に出る気がしない。 なんだか、悪循環。

こんな時期だから、新たに物事を起こすのは無茶なこと。 物事を前向きに考えられないから、ずるずる後延ばしにして何も出来なくなる。 結局、後延ばしにするから、切羽詰ってきて余計嫌になる。

毎年のことだから、ある程度あきらめもついている。 梅雨時期だから仕方ないと割り切ってしまうように心がけている。 なるべくじっと梅雨が明けるのを待っている...つもりなんだけどね。
2000.7.10

 

[History]


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Update : 2000/07/22.