〜 第39回 〜
<2000.4.2 公開>
さやま遊園 |
2000年4月1日を最後に、さやま遊園が閉園した。 大阪の南にあり、大きな遊園地でもなく、とても有名というわけでもない。 だけど、なんかちょっとさみしい。 さやま遊園に最初に行ったのは、小学校を卒業する前だったと思う。 住んでいたところからバスで30分ほど。 遊園地で遊ぶことより、中にあるアイススケート場を目的としていったのを憶えている。 その後、中学になってからも何回か行った。 やっぱり目的はアイススケートだったかな。 だけど、時間があったし、冬場だったので人も少なく、ついでに乗り物を片っ端から制覇しようとしたりして、結構楽しんだ。 係りの人も暇だったからか、一回おまけで多く乗せてくれたりした。 地味な遊園地だったけど、子供でも気軽に行けたような気がする。 夏場はプールがあって、冬場はアイススケート。 遊園地独特の騒々しさはなかった。 乗り物を楽しむところというより、公園として楽しむ感じの場所だったかも。 結局、最後にもう一度行くことなく閉園してしまった。 日ごろ気にもかけてなかったのに、なくなるのは寂しいって思うのは、いまさらな感じなんだけど、思い出が少しでも残っている分やっぱり寂しい。 落ち着ける遊園地がこんな形で消えて行くのは悲しいかも。 |
尊敬する気持ち |
この人、すごい、すばらしい、こうありたいと思う気持ち。 小学校の時、「尊敬する人を書きなさい」といわれて困ったあたしは「先生」と書いた。 そんなこと考えたこともなく、意味も良くわかっていなかった。 自分のことで精一杯だったから周りのことが見えていなかった。 今、尊敬する人ってのを具体的にあげるなら、KANさんになるのかなぁ。 それはファンだからでしょと思われるかもしれないけど、なんかすごいと思う。 具体的に書けば、語学への探求心。 ただの興味で始めてることかも知れないけど、英語はもちろん、北京語を始めイタリア語、フランス語、ロシア語にまで手を伸ばそうとしている。 イタリア語なんて、現地の学校に短期留学して勉強したり、他の言語も検定試験をわざわざ受けに行く。 昔からやっていたんじゃなく、5年ほど前から勉強しているよう。 語学って始めようと思う気持ちはあっても、実際に続けて勉強するっていうのは難しい。 あと、前に中国に行った時の話しを聞いた時も、すごいと思った。 まだ北京語を勉強してなかった頃、現地の人にスケッチブックに漢字を書いて、自転車を借りる交渉をしたそう。言葉がわからないと戸惑うことが多いのに、そんなことまで出来るのはすごいと思いません? 尊敬する人って、自分自身で自分のしたいことを切り開いてきてる人が多いと思う。 やりたいようにやってるだけって言われるかもしれないけど、やりたいようにやって行くってのがなかなか出来ることじゃない。 尊敬する気持ちはそのままで終わらせるものじゃないと思う。 言葉よりもきっかけとして前に進んで行くことのほうが、尊敬される側にとってうれしんじゃないだろうか。 でも、なかなか出来ないんだけどね。 |
風の谷のナウシカ |
環境に興味を持つ大学生にアンケートを取ったものがあった。 その中には「風の谷のナウシカ」の影響を受けた人が多いそうだ。 「風の谷のナウシカ」は自然との共存や戦争による環境破壊の危険性を訴えていたかもしれない。 あたし自体、映画も見たし、コミックも読んでいる。 映画は特に思わなかったけど、コミックの方はあんまり明るい終わり方でなかった。 自然環境を変えてしまった戦争を起こした人間達の勝手なエゴによって、ナウシカ達の祖先や動植物は環境にあうように変化させられていた。 自然環境が浄化されれば、ナウシカ達の体は適合せずにそのままでは死んでしまう。 環境に合うように体を元に戻す方法があるのだけど、最後ナウシカはそれを破壊してしまう。 今の環境で生きていくことを選んだ。 明るい未来が見えなかった。 だけど、今を生きている人には過去の栄光はもはや、不要なものだったのではないだろうか? 今でもまだ環境破壊を止めることが出来るのだろうか。 すべてをやめることがベストなんだろうけど、今の生活になれてしまってるので無理だと思う。 今の生活で環境に配慮したものに変えられるものは変えていくことくらいはできるかもしれない。 「風の谷のナウシカ」がきっかけになって環境に興味を持つ人が増えるように、他にもきっかけとなるようなものが出てくるのが楽しみだったりする。 |