〜 第37回 〜
<2000.3.5 公開>
マニキュア |
化粧はしない。 髪もカットにこだわらない。 服に気を使っているようでもない。 そんなあたしでも、マニキュアを塗るのは好きなほうだ。 といっても、常日頃ぬっているわけじゃないんだけど。 小さい頃から、長い休みになるとマニキュアを手か足の指に塗っていた。 小さい頃だから、今ほどいろいろな色があるわけじゃなく、赤1色をただひたすら塗っていた。 化粧をすることよりも、マニキュアを塗ることのほうに興味を引かれたし、きれいなイメージがあった。 マニキュアの出番は、結婚式、演奏会とちょっと華やかな感じの時が多い。 ただ塗っているだけに簡単と思うかもしれない。 だけど、意外と難しかったりする。 液のとる量やハケの動かし方で、ムラが出来たり、よれてしまったりする。 無事作業を終了できても、乾かしている間に、つめに何かが当たろうものなら、はがれるし、よれてくるし、最悪な場合塗りなおし。 結構、神経を集中させないとうまく行かない。 精神安定してる時じゃないとベストな状態で出来あがらないかもしれない。 マニキュアを塗った手で調理をするのが絶えられない人もいる。 だけど、マニキュアが料理に入る心配するなら、口紅なんて塗って食事するのは矛盾するし、手に常日ごろハンドクリームを塗ってる人の作ったものはどうなるんだろうか? 「マニキュア」と書いているけど、今は「ネイル」と一般的に言うよう。 だけど、「マニキュア」という言いかたの方が、エナメルのつやっぽい感じが出て、あたしは好きだ。 「ネイル」はおしゃれっぽいんだけど、それじゃあたしには似合わない。 どっちでもいいことなんだろうけど。 |
他力本願 |
自分の力で物事を行うんじゃなく、誰かがやってくれるのを願うこと。 この言葉はあんまり好きじゃない。 自分がまったく他力本願でないとは言えない。 誰かがやってくれたらなぁと言う気持ちは誰もが少しは持っていると思う。 誰かがやってくれることを待ち望むことは、自分がやりたいことを行う上では足を引っ張ることのほうが多いと思う。 何時になるかわからないことをただ待ちつづけたりするより、どれだけかかるかわからないけど、とりあえず自分が出来る範囲のことはやって行こうとするほうが、前に進んでる感じがするし自分への自身につながる気がする。 わからないことでも調べることでわかることもあるだろうし、誰かの助言を得て出来ることもある。 迷ったり悩んだりした分、自分に返ってくるものは大きいと思う。 自分で物事を行う分、リスクも大きいと思う。 失敗したら、自分に返ってくる。 この点、他力本願で行けば、自分に直接返ってくることもないし、気が楽だと思う。 次にうまくやってくれる人をただひたすら待ち望めばいいだけだし。 今の世の中、他力本願な人が増えている。 リスクが少しでもあると、他力本願になりがちだ。 自分からは行動を起こさない。 誰かが導いてくれるのを待っている。 本当にそれでいいんだろうか? 自分の将来にかかわることまで、他力本願になってしまっていいの? 「苦しい時の神頼み」って、最後の手段でありたい。 |
紙のリサイクル |
今まで住んでいたところ、現在住んでいるところでは、月に1度、廃品回収の日がある。 廃品回収で得た収入は自治会の財源になる。 この日が近づくと不要になった雑誌や衣類の整理が始まる。 うちの場合、大半が新聞、雑誌となるのだけど、雑誌の量がご近所に比べて多いような感じ。 日ごろ買っている雑誌が多いかもと少し思ったりするのだけど、購買力は変わらない。 うちの廃品回収は新聞や広告、雑誌、本、ダンボール、古着と中身を問わずに回収してくれているよう。 だけど地域によれば、新聞のみ回収、広告、雑誌は対象にならないとか。 紙の回収は増えているけど、リサイクルするのには過剰で、古紙の買い取り価格が下がっているため、比較的リサイクルしやすく買い取り価格がいい新聞紙だけ集めようとしていることから起こっているよう。 仕分けする手間もなくなるし、業者にすれば楽なんだろう。 広告や雑誌、パンフレットはカラー印刷されていて、その色を紙から取り除くのに手間と時間がかかる。 リサイクルしても紙の質は落ちるし、実際販売しても敬遠されることがおおいよう。 色を取り除く技術に限界があるなら、逆に印刷する時点で特殊な液をかけたらきれいに落とせるインクを使うようにすればいいと思うんだけど。 シュレッダーを会社で使っているけど、シュレッダーにかけた紙は細かくなりすぎて、紙の繊維が切り刻まれ、再生できなくなる。 字が消える液体に浸すだけで字が消えたら、細かくすることもなく、あと繊維状にまで戻して業者に渡せたら、途中の作業がなくなり、リサイクルしやすくなるのにと思う。 リサイクルにまわす紙をすべてこの機械に入れられたら、リサイクルもしやすくなるし、リサイクル紙も価格も下がるんじゃないだろうか。 実際にそういう機械を作った商社があったんだけど、価格の問題か時期が早すぎたのか、世間に出てくることはなかった。 紙のリサイクルは簡単に出来るものだけど、リサイクルの工程に問題があって、言われているほどには進んでいない感じがする。 雑誌購入が多いあたしとしては、リサイクルがうまくいってくれるほど、廃品回収時に紙を大量に捨てることにわずかな罪悪感を持たなくてすむのだけど。 *2000.4.2 技術進歩なのか、今はシュレッダーかけた紙からも再生紙を作ることは可能だそうです。(5年ほど前のTV報道では出来ませんと断言してたんだけど) だけど、カーボンを使っているものが混じっていると使えないとか。 |