TOKIのわがまま

〜 第33回 〜

<2000.1.9 公開>

 

心理学
心理学というものに、長い間、興味を持っている。 大学受験の時も心理学科を考えていた。 ここ何年かの間に心理学というものが、世間一般にも注目を浴びている。 形のないものを追求していくのだけど、あくまでも統計学的なもので、100%の答えがないものとも聞く。

あたしが何をしたいのかといえば、まず、自分自身を知ることだろう。 誰もが自分自身を把握しきってるわけじゃないんだけど、自分自身を信じていないのは多少の問題があるような気がしていた。 自己否定がちょっと強いから、自分に対する他人の言葉も素直に信じきれないとこがあった。 根本的なところをちょっと見なおすだけで、問題は解決できるかもしれない。

ここ何年かの興味は「アダルトチルドレン」「自閉症」「多重人格」にある。 どういう症状なのか、どんなことを考えているのか。 「自閉症」はちょっと違うけど。 でも、本を読んでの知識だし、ただの興味本位でしかない。 実際に心理学を勉強している人や、カウンセリングに立ち会ってる人に失礼かもしれない。

不眠、拒食、過食、対人恐怖症、人間不信... 誰もが精神的になんらかの症状をもっているそうだ。 精神科と聞くと、ちょっと足を踏み入れにくいけど、相談できるカウンセラーを持つことはいいことらしい。 世間的に精神科通院の偏見がゆるくなれば、カウンセリングを受ける人が多くなって、精神的に追い詰められてしまう人が減って、変な事件も減り、世の中も多少は良くなるのにと、少し思う。
2000.1.8

 

師の教え
師の教えと書いたものの、どこかの宗教の宣伝をしたり、これが100%の言葉だからと押し付けるつもりもない。 こう言うことを言った人がいたなぁと思い出しているだけのものである。

「目標に向かって進む時、道は一つしかないことはない。 多少回り道はしても、結果目標を達成できれば、OK」
これは、最初の大学受験で失敗した時に、英語塾の先生が言ったもの。 すべてのことが大学にいかなきゃやれないことはない。 なんというか、就職して何年か経って、この言葉を実感してしまった。 もし浪人して大学に入っても、今の会社に入れたかどうか。 ちょうどバブルもはじけてしまい、就職浪人が出だした頃に直面していただろう。 浪人して大学も落ちたけど、結果、一応それなりの会社に就職できているのは、就職するということではOKだったのかも。 大学に行こうと思えば、社会人入学なるものが出来てるし。

「ほめることは簡単だけど、それじゃ腕はあがらないから、きつく指導してることにしてる」
これは、昔行っていた書道教室の先生が展示会をしていて、その時話したこと。 確かに中途半端にほめらると、これでいいのかって、それ以上の向上心が止まってしまう。 すこしでも、ここはダメっていってもらうほうが、その時はむっとしてしまうかもしれないけど、今度こそは、と努力するようになると思う。 でも、ほんとにいい時にはちゃんとほめないといけないらしい。 指導するって大変だと思った。

「果物は腐る直前がいちばんおいしい」
これは、中学の数学の先生がいったこと。 実家が果物屋で、商品価値の下がった腐る前の商品を食べることがあったそうだ。 充分熟れてから腐るのだから、そうなのかもしれない。 でも、その見極めって難しいんじゃない?
2000.1.8

 

知識と知恵
伯母の家に言ったとき、お寺からもらった心得みたいなのが貼ってあった。 その中の「知識と知恵の違いをわかりなさい」というのが目についた。

「知識と知恵の違い」、そんなの考えたことがなかった。 知識は「知っている事柄」で、知恵は「物事の道理を悟り、良い悪いの区別を知る心の働き」とある。 知識は記憶力で、知恵は判断力みたいなもの?

物事を知っていることがいいのではなく、その知識を参考に自分の頭で考えてこそ意味があるということなんだろうか? でも、今の世の中、知識重視だ。 知恵への判定はどこかに忘れられている。 なにかおかしい。

知恵と知識の違いをまだはっきりと説明できない。 でも、違うものだとわかっていれば、人への判断がちょっと変わったり、物の見方がちょっと変わるんじゃないだろうか。 それが本当にいいことかはわからないけど。

*知恵と知識の説明  国語新辞典(清水書院)より
2000.1.9

 

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 2000/01/22.