TOKIのわがまま

〜 第25回 〜

<1999.9.12 公開>

 

槙原君のこと
1999年8月30日、槙原君が覚醒剤所持で捕まったと報道された。 あたしが聞いたのは夕方で、会社に電話をかけてきた方からだった。 最初は???だったけど、どうも、本当らしい。 帰りの電車に乗ってるときに、人が読んでいる新聞に出ていたのをみて、いつもは居眠りしてしまうのに、眠ることなく目的の駅までついてしまった。 

槙原君のファンだけど、コンサートに行ったりまではしていなかった。 ラジオも必ず聞くまでにもいっていなかった。 だけど、なんだかショックが大きい。 知り合いが捕まったくらいのショックだと思う。(まだ、知り合いは捕まったことないけど) 以前より槙原君の曲が頭の中でまわることが多くなった。 

覚醒剤や大麻で捕まってる芸能人は今までにもいたけど、気にもかけてなかった。 どっちかっていえば、捕まる人はよく問題を起こしていたり、それらしい言動があったように思う。 槙原君は、好青年イメージが強かったから、又、同世代で同じ大阪人だから、よけいにショックが強いんだと思う。

CDの回収は、やりすぎとは思う。 レコード会社が槙原君に期待していた分、裏切られたように感じてそういう行動にでているんだとも思っていた。 別の考え方を最近ちょっとしていて、槙原君が復帰しやすいように今から環境を作っているのかもしれないなと。 槙原君の曲を耳にする機会が減れば、欠乏感を感じてくるかもしれない。 アルバムを持ってない人は簡単に聞けなくなるから、それこそ物足りない。 ある程度時間がたった時、販売再開したら、物足りなかった人達は満足し、復活した槙原君もうまくやり直せるんじゃないだろうか? CD回収の署名活動をしているらしいが、ちゃんとしているんだといいけど、うまく便乗して、買い占めたCDを高額な料金で売りつける人が出てくるかもしれない。 もし本当にいたら、それは悲しいことだと思う。

薬の力で曲を作ったと言われるかもしれない。 でも、薬の力を借りても、普通の人には作れないものだと思う。 薬を使わなくても、これだけのものは作れる。 今までのアルバムがそれを証明している。 だから、そのことで自分を責めるのは辞めて欲しいと思う。

槙原君が精神的に弱いとこがあるのは、曲を聞いている人は感じ取っていたと思う。 やさしくされたい気持ちが出ているものが何曲もある。 今回のことを聞いて、もし本人に会えるのならどうするだろう。 かわいそうだという気持ちがあるし、小さい子だったら抱きしめてあげたくなる感じがある。 知りあいだったら、こうなる前に何とかできたかもって、ちょっともどかしい感じもある。 当分は大阪に帰っておいで。

もし、今回のことがドラマだったら、こんな感じなのに...

槙原敬之は1年に出す曲はそんなにないのに、アルバムは売れ、コンサートも即日完売、 高額納税者に名も連ねるようになってきていた。 そんな槙原君を疎ましく思う人物がなんらかの罠をかけようと策を練る。 やさしくされたい槙原君に、やさしくすることで接触する。 ある程度信用してもらえたら、疲れを取る安全な薬といって、危ない薬を使用させる。 最初はただの薬だと思うけど、その薬がないと疲れが取れなくなる。 そのうちその薬が危ない薬だと知るが、もう自力ではやめられなくなる。 槙原君を守るといって、実は監視をする人間がそばにいるようになる。 時期を見て、警察に密告をし、逮捕させる。 社会的反応をみて、イメージが思うように下がってないようなら、次の爆弾に火をつける。 一緒にいる人間は... 大きなお金が裏で流れる。 そして、槙原君は消えて行く... 

こんなのどうでしょ? あたしは今回のことがちょっと出来すぎな面があるように感じたのですが... でも、現実ってこんなものなんでしょうね。 同居人が騒がれているようですけど、結局、槙原君は救われてなかったんだと思います。(実際のとこは槙原君が話をしない限りわからないけど) 前にKANさんへのコメントで「結婚いいなぁ、したいなぁ」っていってた言葉を信じたい。

今回のことは社会的に大きな影響があったかもしれないけど、薬の危なさが、それぞれに響き渡って、それはそれなりに貢献していると思うのですが... 実際どの程度の罪になるのかわからないけど、この貢献がちょっとでも、槙原君を救うものだったらと思います。

何年かかるかわからないけど、元気だった槙原君に会えるのを楽しみにしています。 今のことが笑い事になるくらい立ち直って欲しい。 引退説も流れてるけど、本人の希望ならちょっと許せないかも。 このままいなくなるのはかなしい。 みんなに迷惑をかけたと思うなら、ちゃんとみんなの前に出てから決めて欲しい。 待ってる人達をもう裏切らないで。

(参考) NO UNDER CONTROL  危ない薬の危険性が出ています。
1999.9.11

 

危ない薬
今回のことで、なんでここまで罪が重いんだろうと思った。 薬の被害を受けるのは本人だし、ひどくならないうちは誰にも迷惑をかけてないし。 悪化した場合に他の人達を傷つける可能性が高いから?

一体、どれくらいの罪になるのか調べてみようかなと思っていたんだけど、うまく調べられなかった。でも、罪になるのは何故なのかは見つかった。 何が悪いのか? それは覚醒剤というものが、使用した人の判断力を狂わせ、又、使用者が増えると、国の安定を揺るがすものであるということらしい。 国家反逆罪というか、破防法というか...

そう言う意味では、使用者が罪になるというより、流通させてる人間に罪があると思う。 だけど、売人を捕まえるのが難しく、それなら、使用者を捕まえて、使用者が減れば流通することもなくなるだろうという考えなのかもしれない。 持ってるだけでも罪を重くしておけば、使用しようとする人も減るはず。 だけど、名前を変えて、流通は止まらない。

危ない薬に手を出すのは、罪になるからやめろというより、身体的影響が止めても残るからやめたほうがいい。 薬を使用していたときの感覚が何かの拍子に戻ってくるらしい。 その時苦しむのは自分自身。 他人がとやかく言う問題でもないとも思うけど。

今回、槙原君が捕まったのは、これで良かったのかもしれないと思う。 1日でも早く薬から離れた生活が出来るのだから。 もっと悪化した状態になるよりは、これで良かったんだ。 これから、後遺症とか出てくるかもしれない。 でもそれに負けないくらい強い精神を今から作って行って欲しい。 まだ、30歳なんだから、いくらでもやり直せるよ。
1999.9.12

 

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/ 
Update : 1999/09/25.