TOKIのわがまま

〜 第10回 〜

<1999.2.14 公開>

 

ウソ
ウソをつくのは、基本的に好きじゃない。
じょうずにウソをつくことも、出来ない。
でも、ウソをついたことがないと、自信を持って言えるような人間じゃない。

あたしは、(たぶん)人をとても信じるから、すこしのウソでも傷つくことが多い。
だから、ウソはつかないようにしている。
ただ、相手に真実を言うべきじゃない時以外は。

だけど、他人にはどうでもいいこと。 その場限りのウソでも、うまく行けばそれでいいこと。 でも、あたしは、傷ついてしまうことがある。
ウソで自分を守っていくのが大人であるなら、あたしは大人になることを拒否する。

結局は、きれいごとを言ってるだけかもしれない。
だけど、ウソを使ってまで、自分を守りたいとは思わない。
ウソで誰かを傷つけたいとは思わない。
ウソを使わなくても、自分を守れるだけの強さがほしい。
1999.2.14

 

イヌ? ネコ?
あなたは、イヌ、ネコ、どちらに当てはまりますか?
誰かがいないとさみしいイヌ? 孤独を好むネコ?

昔、そういう心理判定があったのを憶えてます。
雑誌についていた判定テストをやってみたら、どちらにも当てはまらなかったのも。

でも、よく考えてみると、確かにどっちともとれる行動をしてるようです。
誰かに束縛されるのは嫌いだし、でも、小さないたずら(?)は好きだし。

でもね、あたしはネコになりたい。
誰かにかまってもらわないと、かまってもらいたくて、だんだん、壊れていくイヌには、なりたくないから。 (イヌが全部そうだとは言わないけど、最近多いらしいから)
1999.2.14

 

自殺願望
小学生の時、団地の屋上から下をのぞき込みながら、
「ここから落ちたら、あそこに落ちるんだろうなぁ。」 なんてこと、よく考えました。
死ぬってことを考えたんじゃないけど、でも、あたしのなかの最初の自殺願望だったかもしれません。

それから、精神的にかなりしんどくなると、信用して相談する人も特にいないから、自殺でもしたら、何もかもが終わってすっきりするかも、とは思ってました。
実行するほど、まだ、追い詰められてないし、 いたいのやだなぁとか、 ちょっとはきれいに死にたいとか、考えてるくらいですから...

専門学校に行っていたときのこと。 年がそんなに離れていない講師がいました。 彼は自殺願望者でした。 過去に手首を切るとこまでいったけど、ためらい傷が残る程度でやめたそうです。 「自殺できないのは意思が弱いから」と、話していました。

でも、その後1年も経たずに、病気のため、亡くなりました。
あたしの知る限りでは、食事もあまりとらず、夜は飲みに行っていました。 誰もが体を壊すのは当たり前だと、思ってたようです。
でも、これって、彼なりの自殺だったんじゃないかなぁって、たまに思います。
死にたかったけど、直接自分で手を下すことは出来なかったから、病気の力を借りて望みを果たしたような気がします。

今のあたしは、とりあえず生きてます。 自殺の誘惑は、まだどこかに潜んでいます。
でも、まだ、死ぬ時期じゃない。 やらなきゃいけないことが残っています。
死ぬことは、いつでも出来るはず。 生きることは、今しか出来ないのですから。
自殺する前に、もう一度、考えてください。
ほんとに、今しか出来ないことですか? 死んだらもう、やりなおせませんよ。
1999.2.14

 

[History]


http://www.ne.jp/asahi/toki/times/
最終更新日 : 1999/02/26.