‘83年の3月6日            TOP HOME

 

最近、40年来借りていた尼崎市の倉庫を引き上げることになって、片付けに通っています。

そこで20数年前の3週間だけの日記を見つけました。

3年生のムギが少年野球に、1年生のモクがサッカー教室に行っていた頃の3月6日の日記です。

 

 

 

hana

 

ガラスの花だって

春は嬉しそう。

   ‘07..()

 

 

 

ムギは野球、モクはサッカー、夫さんは朝寝坊と、

ひととき静かな日曜日の朝。

ベランダは明るい陽がいっぱいです。子どもたちの布団を干して、2杯分の洗濯ものを干しおえて、私は朝刊を広げています。

 

夫さんが起きてきました。

「今日、ぬくい?」と聞きますから、

「そよ風が吹いてるよ」と答えて、新聞に書いてあったから、

「きょうはケイチツやねんて」と教えてあげました。

「でも、ケイチツって変なことばやね」というと

「なんや、ワイセツな感じやね」と返ってきましたから、

「そんなー、土の中からミミズやオケラが、もう春や、って

出てくることでしょ」といいますと、

「あんたが変やていうたんやで」と人のせいにしました。

 

まもなく空が曇って、風が冷たくなりました。

昼前にケイさんが子どもたちを迎えにいくと、

モクは半袖のユニフォームで震えあがっていたそうです。

私は皆んなが帰ってくる時間を見はからって、お好み焼きを

焼きました。