その小さな小さな木は

 

心がすみきった人にしか見えない

 

まほうの木だった。

 

1週間に1度しか 花がさかない

 

その木を見ると、

 

おばあちゃんは 友達のように

 

かたるのだった。

 

 

 

 

 

「あんたが1番かわいい。

 

おばあちゃんに

 

やさしくしてくれる。

 

あんたが1番かわいい」

 

 

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