弘法大師が古刹を建てた古跡に、応永9年(1402)3月各智禅師の道風を慕って一寺を建立した。
応永21年(1414)開山禅師が運慶作といわれる三尊阿弥陀仏を本尊として、小形山頂に安置する。
 天文5年(1536)小山田越中守信有が再開基し境内2197坪寺禄3石6斗及び什宝を寄付し、諸殿を営繕し3棟を新築し、大擅越であった小山田冨春の2字を以って桂林山冨春寺と称した。
 広大な境内寺領を持ち、山門に白隠禅師筆の万霊等があり高川を隔てて金山観音堂、十王堂、薬師堂、不動堂、山神社、稲荷社、天神社(尾曽後峠)、鎮守社として金比羅山・秋葉山・床浦明神があったが、今は薬師堂、稲荷社、鎮守社はなくたびたびの火災により、多くの寺宝古文書も失われた。
 本堂は昭和25年(1950)5月9日再建され、鐘楼は昭和49年(1974)7月28日造られた。
寺宝は天保4年(1833)2月吉日と書かれた涅槃画像、白隠禅師筆の臨済禅師画像等がある。
 境内には元禄17年(1704)建立の勢至菩薩の舟型蓮台に乗った合掌座像、2体の地蔵尊、庚申、三種の6地蔵等の石仏がある。平成元年(1989)6月吉日、大本山妙心寺前官長松山万蜜老師の筆になる都留郡領主小山田氏菩提寺の碑が建立された。
 住職:光澤雄弘 様

名所・旧跡 小形山発