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橘湾の魚

 橘湾は、島原、長崎両半島と、北高来郡の火山海岸とに囲まれた湾で、湾北部の千々石は典型的な断層地形を呈しています。湾中央部は比較的平らな海底で、平均水深は36mです。対馬暖流の直接の影響は受けていませんが、北上する外洋水と、南下する栄養豊富な有明沿岸水とが混じりあって、プランクトンの発生を促し、対岸の天草とにも囲まれた静穏な海域のため好漁場となっています。

グチ(イシモチ)

シマイシガニ

エソ

アカイシガニ

ガンバ(トラフグ)

ウマヅラハギ

スミイカ

アラカブ(カサゴ)

シマフグ(サバフグ)

カワハギ

イカナゴ

ナメラ(ナシフグ)

エタリ(カタクチイワシ)

マダイ


ホシガレイ(表・裏)

アワビ

マガレイ

コウイカ

ノドクロ(マルソウダ)

シイラ(マンビキ)

クロカマス

マナガタ(マナガツオ)

ゼンゴ(小アジ)

サワラ

ガザミ

カマス(アカカマス)
タチウオ

キンフグ(シロサバフグ)
ダツ

ギュウギュウ(ゴンズイ)

マルアジ

モチウオ(イボダイ)

キビナ(キビナゴ)

ドンポ(クラカケトラギス)

ヒラ

ベニサシ(ヒメジ)

ナマコ

ツナシ(コノシロ)

ミズイカ(アオリイカ)

ヒラアジ(ギンガメアジ)
 橘湾に生息する魚類に関する過去に発表された報告によると、
コノシロ、カタクチイワシ、エソ類、ハモ、アカアマダイ、マアジ、ブリ、ヒラマサ、メジナ、ベラ類、シログチ(イシモチ)、シロギス、スズキ、イサキ、マダイ、チヌ(クロダイ)、タチウオ、コチ類、アラカブ(カサゴ)、ヒラメ、カレイ類、フグ類などを重要魚類として挙げています。
また、イカについては、コウイカ、シシイカ、ミミイカなど定住性が強いものが橘湾でとられています。

南串山町の漁協のセリで見られるものとして、マダイ、イワシ、マアジ、マルアジ、キス、ブリ、イカ類、ヒラメ、タチウオ、サワラ、グチ(イシモチ)、エソ、コチ、カマス、クツゾコ(シタビラメ)、タコ、ウニ、ナマコ、ガザミ(カニ)、サザエ、アワビ、ヒオウギ貝、モズク、ヒジキなどなど・・・・

今後、詳しく調べたいと思っています。
 また、イワシ類についての漁獲量について、長崎県統計年鑑(農林水産統計年報、海面漁業生産統計調査による)に掲載されているデータをグラフにしてみました。
 1995年以降、マイワシの漁獲は激減し、平成14年では漁獲量0に近い数値となっています。
 カタクチイワシは、1996年以降は比較的高い水準を維持していたものの、平成14年は5千トンを下回りました。