”ロクサン”の真骨頂は、峠を昇るよりも、下ることであった。
昇りは強力に押し上げればいいのですが、下りはそう簡単ではありません。
下りでは、後続の車輛の全重量を支えながら、安全なスピードで急坂を下らなければなりません。
そこで重要なのが、ブレーキシステム。
EF63は強力な抑速ブレーキ(発電式)を備えておりました。
車輪の回転を発電機に伝えることで電流を発生させ屋根上の抵抗器に送り、
そこで熱としてエネルギー消費することにより、ブレーキ力を得るシステム。
その他非常用に、電磁吸着式(レールにブレーキシューを押し付ける)も装備していました。
上の写真は、熊ノ平で捉えた、放熱しまくりの”ロクサン”
まさに、「山男」の表情。
日本で最も”重い”電気機関車であったEF63。
一両の運転整備重量は、なんと108t!
そりゃ、レールもたわみますわな・・・
| 碓氷峠のEF63 No.8 |